あとがき

 書き始めた当初は、皆に求められるもの、受けるものをたまには書いてみようと思っていたんですが、やっぱ駄目だわw

 巫女さん主人公で色気を、怪異とのバトルも適度に挟んでという予定だったのに、言いたい事が多すぎてそれどころではなくなってしまった。

 もともとセクシー&バイオレンスで押すような作品に、すっかり飽いてしまった人間が書くものなのだ、そうそうそんな作品になる訳がなかったのも道理である。

 まぁ、僕は読む青汁路線でこれからも作品を書き続けるしかないのだろう。頭の中に詰め込んだものが暴れ出した時しか、作品が書けるって気にならないのだから。

 ちなみに今回の作品にこめた薬効は、時代の変化。このままの社会が数年後も続くとは、とても思えない。下手すれば、今年中に社会が大きく変容しかねない情勢なのだが、気づいている人が少ないと感じていました。おまけに、近い内にAIが小説を書くようになって、所謂娯楽のみに内容を絞ったような作品は、乱造される事になりかねないというのに。それこそ日本国内では自重する人が多いでしょうが、海外ではAIを遠慮なく使う作家も多くなりましょう。

 そういった背景もあり、この時期にこの内容でこの作品を書けたのは、まさに天啓と言って良いタイミングだったと思います。


 余談ですが、この話に登場した藤田幸一・霞冬三郎は「楽しいお祓い ~幽霊さん、構わないから好きなだけ私に憑いててね♪~(https://kakuyomu.jp/works/16818093074850195972)」に登場したキャラクター、また壁親父は「壁親父 ~被害者と加害者~(https://kakuyomu.jp/works/16818093089317346194)」に登場させたキャラクターであり、本作品はこれらの作品の後日談にもなっております。


 番外編については、道真の出番が少なかったので、もう1エピソード追加して活躍の場を与えたのと、脇役として活躍させきれなかった省吾の出番を追加するために書いた物です。

 とはいえ、結果としてこの作品に相応しいオチがつけられたので、蛇足にならなくてよかったと満足しております。


 最後に、ここまで読んでくれたあなたに感謝します。ありがとうございます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

令和怪奇事件録 ~はぐれ巫女のお祓い日誌~ 蝉の弟子 @tekitokun

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ