概要
【優秀賞受賞】――私は今日も、執筆する。
呼吸法を選ぶ時代が到来した近年、「私」が選んだのは〝執筆〟だった。
しかし、編集者の言葉をきっかけに私は呼吸できなくなっていく。酸素が遠のき、意識が朦朧とする中で見つけ出した、私が〝本当に書きたかった物語〟とは――。
――――――――――――
コメントサブスク・SSコンテスト SF部門において優秀賞を受賞しました。
SFチックな現代ファンタジーです。どうぞお楽しみください。
しかし、編集者の言葉をきっかけに私は呼吸できなくなっていく。酸素が遠のき、意識が朦朧とする中で見つけ出した、私が〝本当に書きたかった物語〟とは――。
――――――――――――
コメントサブスク・SSコンテスト SF部門において優秀賞を受賞しました。
SFチックな現代ファンタジーです。どうぞお楽しみください。
いつもお読みいただきありがとうございます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!創作者にエールを送る作品
私は創作活動をしていないのであくまで想像だが、この話を読んだ時、「この作品は創作者の心を代弁する話だ」と感じた。
人は意識しなくても当たり前のように呼吸する。呼吸の仕方を選べる世界で、この作品の「私」は執筆を選んだ。
執筆することは当たり前だった「私」が、呼吸(執筆)できなくなる。
書きたいのに書けない。
好きなことをしているはずなのに、辛い。
創作者なら、一度は経験したことがあるのではないだろうか。
読者を楽しませようと書いてくれるのは嬉しい。
でも、それで作者が楽しくないのなら悲しい。
私は、作者が楽しんで書いている作品を読むのが好きだから。
私のように感じる読者は、きっと他にも…続きを読む