PV100突破記念 閑話1 送り出した邪神達

これは主人公を送り出した直後の邪神達のちょっとした会話である




『ふぅ、なんとか送り出せたっすね〜

 フォローありがとうございました、先輩方』


『これくらいなら問題ない。彼の理解も早かったしな。

 むしろ後の救世主を共に送り出せたことに感謝したいくらいだ。』


『全く問題ないな!私はほとんど何もしていないしな!』


『同じくなのね!あんな小難しい説明できる、君が一番頑張っていたのよ!』


『いえいえ、ほんとに助かったのは事実っすからね』


そんな会話をしていた4柱の元にとある神が訪れる


『「彼は無事送り出されたようで、何よりだ...

  彼の動向はできるだけ確認しておくようにしておけ...

  間違いなく、世界の命運を握っているからな...

  我等もしばらく退屈とはお別れが出来そうだぞ...」』


その声を聞いた4柱は慌てて振り返ると、休んでいたはずの主神が立っていた


『▪️▪️▪️▪️様、もう大丈夫なんすか!?

 彼を探すとこから送り出すところまでで、かなり力を使われたはずっすよ

 出来れば、もう少し休んで欲しいっす!』


『▪️▪️▪️▪️様、本当に大丈夫なんですか。

 かなり消耗しているように見えますよ。

 仕事はこちらでなるべく引き受けますから...どうかもう少し休んでも。』


『「問題ない、これから仕事は山のように増えるぞ...

  我がいなければ終わる仕事も終わらんだろうが、ほらさっさとするぞ...」』


『▪️▪️▪️▪️様!私達は何すればいいでしょうか!

 正直、今ある仕事を手伝える気がしません!どうしましょうか!』


『「お前のそういう素直な所は長所でもあるが、短所でもあるな...

  そうだな...お前達は彼との連絡役になってくれないか?

  分からないことがあれば、こちら側に聞いてくれればいい...」』


『了解しました!戦闘の助言などはお任せください!』


『▪️▪️▪️▪️様!一つ聞きたいことがあるの!

 どうして彼が選ばれたのかが聞きたいの!

 死属性の適正だけ見れば、同程度の人も数人いたはずでしょ!

 何が▪️▪️▪️▪️様のお眼鏡に叶ったのかが知りたいの!」


『「ふむ...いいだろう、疑問を晴らすために答えておくとしよう。

  彼がこちら側に対して忌避観を持ち合わせていなかった点だな...

  信仰心の薄いものですら、我に見られれば病院行きが普通だ、

  だが彼は、我に見られ続けても全く変化が無かったのだ...

  このような者にしか大役を任せられないと我の直感が囁いたのだよ。」』


『教えてくれて感謝なの!やっぱり最後は直感なのよね!

 確かに直感はリストの中から、彼だけを猛烈に推してたもの!』


『「そういうことだよ...ではそろそろ仕事をこなしていくとしよう

  これから確実に仕事が増えるからな、今の内に減らせるだけ減らせ...」』


『『『『了解!▪️▪️▪️▪️様!』』』』



『「彼がもう少し成長するだけで我と対面で話すことすら可能だ...

  末恐ろしいな、我すら恐れないのなら本当に成し遂げれるだろうとも...

  期待しているぞ...頑張りたまえよ」』



そういって神達は今できる仕事から、しっかりと片付けていくのだった...

その後仕事が一気に増えて、のんびり出来なくなったのは仕方ないことである



 

 







 

 

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転移したら迫害されてる死属性系統だったので好きに暴れる 泥団子 @Doro-dango

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