エピソードタイトルを入力…
エピソード本文を入力…
『朝顔の話』
「あさがおはなんのためにさいてるのかなぁ…」
ふと、声がした。
「……お前も難しいこと言うようになったな」
二人目の声がそう言うと、また話を続けた。それは至って普通の、何処にでもあるような言葉だった。
「―朝顔は
『知ってる話』
僕は知ってるよ。今、僕の頭の中が文章になってるんだ。そして、それを誰かが見てるんでしょ。
僕はなんでも知ってるよ。カレーの作り方、電車の乗り方、イタリア語、ミシンの使い方、綺麗な字の書き方、上手な歌の歌い方、人を騙す方法、麻雀だって、将棋だって、ポーカーだって、煙草の吸い方だって、お酒の味だって。
「知ってるんだ。」
けど、何で分かんなかったんだろう。
君を。
―幸せにする方法
『「貴方は厨二病ですか?」』
「HA⇈☆HA⇊☆HA⇈」吸⤴⤴
「海か山か現在地だったら何処がいい?」
『迷子』
一人の少年が泣いていた。その音には只々、不安の感情が。次の音には何かの感情が詰まっていた。
「…君、迷子かい?」誰かの声がした。少年は泣きながら顔を上げ、その目を見た。
「……………」少年の喉からは音がせず、そして、先程まで鳴り響いていた泣き声も、消えた。
『うるっせぇよ』
部屋には暖かい光が入っていた。小鳥は静かに鳴き、朝を示すかのように街からは、音が段々と増えていく。
そんな当たり前な日々の中、自室のベッドで呑気に寝ている者がいた。此奴の近くで目覚まし時計が鳴っていた。
「ピピピピ」
此奴はまだ眠っている。夢の中にでもいるようだ。
「ピピピピ」
少し目が醒めたのか、うーんと唸っている。
「ピピピピ」
もう半分は起きただろうか、眉間にしわを寄せ目が少し開いている。
「ピピ」
此奴が目覚まし時計へ腕を振った。その直後
「バギッ」
音が消え、此奴がやっと目を醒ました。そして口を開き、こう言った。
「うるっせぇよ」
ぐっともーにんぐ
「お前もな」
やべ、ちょっと用事があったらしいので……………
行ってきMUSCLE
『忘れた話』
桜が舞う坂に、二人の人間がいた。
一人は小学生位の人間で、体の所々に絆創膏を貼っていた。一人は大学生くらいの人間で、左手には痣があった。それを隠すようにし、自分の目の前にいる人間を見た。
「君、どうしたの。迷子?」
不安ながらにそう言った。するともう一人が少しの微笑みをかけて
「やだなぁ、忘れちゃったの?」
「俺DESUYO☆」
「ちょっ、何やってんだばか。あ、すんません…」
『過去の話』
「将来の夢、旅人…?」
「駄目ですか?」
「駄目…というか、現実的にちょっとね…」
「えぇー、でも旅人じゃなくてもさ、旅行のガイドさんとか…あとはほら記事書いたりしてお金稼いだら?文章書くの得意でしょ。旅をするだけじぁ、職業とは言わないんじゃないかなぁ。」
「あー、うん。そうだよね」
「まぁ、でもいんじゃない?『私』っぽくて」
「あのさぁwもうちょい現実みなぁ?むりむり安定の一文字もないよw」
「―ははっ、だよねぇ。声優にしよっかな〜」
「そっちのほうが絶対いいよ、ちゃんとしてるし」
「私はいいと思うけどね『うち』っぽくて」
「うん、そうだよね〜」
「それにほら動画撮ったりしてさ、それを投稿するとか、それでやってる人も結構いるよね」
「いつか言うと思ったわ。あ〜来ちゃったか」
「来ちゃいましたねぇー」
「どんな感じに旅すんの?気になる」
「えーっとね、チャリかバイクで移動して、地図とか見ながらいい景色見て、それ絵に描いたりして」
「金とか大丈夫そ?やっぱあれ…」
「あ、えっと…き」
「人助けして金稼ぐ…何でも屋みたいな」
「………うん」
僕は現実を見たいわけでもなかった
私は文章でお金を稼ぎたいわけでもなかった
うちは声優にもなりたい。自分が見た景色は他の人に見せれるほど綺麗じゃない
俺は旅をすることはできない
理由はそんな重いものではない
今の世界は、小説の世界じゃないから
俺が作った物語と世界は違うから
声優になってあの人に僕の声を届けたいから
本当に、旅人になりたいのか
「………?」
〚あとがき〛
せかいがちいさいのかじぶんのしやがせまいのかよくわかんないですぱーすえいだーでかっこつけたいですちぇすやってるじぶんいけてるっておもいたいですまーじゃんやってみたけどまけましただけどまたやりたいですひとりでふらふらあるいていせかいにつながるとびらをみつけてほんとうのじぶんでたびをしたいですせいゆうになってきゃーきゃーいわれたいですたびをしてちいさなしあわせをみつけたいですおしゃんてぃなかふぇのぼーいになってあわよくばひんにゅうのかのじょがほしいですそらをきりとってほかんしたいですじぶんのかんがえをいとてきにけそうとするじぶんをけそうとするけどそれをかんがえてるじてんでもうておくれですいっしょうこどものままでいてしょうらいのこととかろうごのこととかじゅけんのこととかいつかばれることとかそういうのをきにしないせいかつをおくりたいですしゃべるむきぶつをつれてかっこつけたいですたんとうをもちあるいてかっこつけたいですせんすいいねといわれたらせんすをだしてますろうごはしょうぎかごもくならべをしてなぞにかっこつけたいですたびをしてあのひとにあいたいです
小説タイトルを入力… 鹽音 @rua-ritu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。小説タイトルを入力…の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ことば/彩霞
★47 エッセイ・ノンフィクション 完結済 105話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます