第0.7話

8月の終わり夏休みが終わろうとしている。

来る日も来る日もダンジョンに行った甲斐があった。


ホブゴブリン(F)

レベル1

装備 石の盾 木の槍 革の帽子

スキル 回復速度上昇(小) 素早さ上昇(小) 力上昇(小)


ゴブ吉が進化した。

スキルも進化したおかげか一つ増えた。

装備はなんか知らないけどサイズが大きくなってた。

これに関しては、ホブゴブリンとゴブリンの装備に互換性があったからだと思う。

体も大きくなったし、頼り甲斐が無茶苦茶ある。


後、新しい金属バット買った。


「カレーライス美味しいか?」


「ガァ!」


「そうか、頑張ったらまた食べさせてあげるよ。」


「ガァ!!」


体が大きくなてもゴブ吉はゴブ吉だ。


4階層からはホブゴブリンが集団で出る。

なので、まだ4階層には進めない。せめてもう1匹Fランクの魔物が必要だ。


ーーーーーーーーーーーー


「ほ〜、オーストラリアのダンジョンで大規模な魔物行進発生。日本のSランク探索者の杉田守氏が救援にか。怖い話だな〜。」


スマホでネットニュースを流し見しながら、お金を返すためにいつもの受付に座った。


「どうも〜。」


「太陽君。今日は返済ですか?」


「はい、2万円返済で。」


「分かりました。」


現金を渡し、事務的な手続きを終わらせた。


「それじゃあ。」


「ちょっと待ってください。」


「?」


「これ、この第四基地の整体師チケットです。」


「へー。なんでですか?」


「サービスですよ、サービス。今後も第四基地をご贔屓にっていう。」


「ありがとうございます。」


もらえるもんはもらっといた。

整体してもらったら信じられないくらい体が軽くなった。


ーーーーーーーーー

ついに夏休みが終わり学校が始まった。登校は全然しないけどとりあえず宿題とテストは真面目にやろ。


9月1日

いつも通り3階層で魔物を殺し回った時、進化石(G)が手に入った。

定価7万円くらいするので、僕のダンジョンライフの中で一番高価なものだ。


「シャアァァっぁァァぁ!!!!!」


これはとっておこう。

次のGランク魔物のために。


9月2日


「嘘だろ?」


今日も進化石(G)を手に入れた。手に入れてしまった。

これは売って借金を返した。これで借金を返し終えた。



「あの、今の僕って最大いくらまで借りれますか?」


「25万円までなら貸し出せますよ。」


「それじゃあ、25万円借ります。」


「年利が2%になりますが大丈夫ですか?」


「大丈夫です。」


借金することで、24万8千円でGランク魔物で人気ナンバーワンの狼の魔物カードを購入した。

ピクシーとゴブリンと守ったが。ピクシーの魔物カードは3百万円と高価すぎて。

ゴブリンの場合は、同系列の魔物を同時に使役することはできないので断念した。(同系列の魔物は1匹しかカードから出現しない)

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(⌒,_ゝ⌒)ダンジョンで一攫千金 @ininininin

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