llmで漫才の台本「笑い税」

@tamaki_tamaki

第1話

漫才台本「笑い税」

次郎:「どうもー!」

太郎:「どうもどうもー!」

太郎:「最近ニュース見てると税金を増やすか減らすかって話題だよな」

次郎:「いやー、俺も減税してほしいわー」

太郎:「まぁ、みんなそう思ってるわな。だから俺は政治家に提案したい」

次郎:「提案?何を?」

太郎:「『笑い税』とかどうや?」

次郎:「なんやそれ!笑ったら税金取られるんか?」

太郎:「違う違う!笑わせた分だけ税金が減る!」

次郎:「お前、それめっちゃええアイデアやん!」

太郎:「ほな、ちょっとやってみようか。俺が税務署の職員やるから、お前は減税してもらいに来てくれ」

次郎:「おかのした」

--------

太郎:「『次の人どうぞ』」

次郎:「笑わせたら減税してもらえるなんてまさに俺にうってつけや。絶対減税してもらうで」

太郎:「では、次の方。『笑い税』減税の審査を始めます。」

次郎:「よろしくお願いします!芸人の山本です!」

太郎:「はい、山本さんですね。笑い税の審査基準はご存じですか?」

次郎:「もちろんです!笑いを取れば取るほど、減税されるんですよね!」

太郎:「そのとおりです。まず最初に申し上げておきますが、我々税務署は笑いに対して一切の妥協を許しません。」

次郎:「はい!真剣に挑みます!」

太郎:「笑い税の減税審査では、質、独創性、社会的影響、そして笑いの持続性を基準に評価します。」

次郎:「……なんか、めっちゃ難しそうですね。」

太郎:「当然です。『税金』は国家の財政に関わる重要な要素ですので。」

次郎:「いや、そうですけど。笑いってそんな重いもんなんですか!?」

太郎:「確かに笑いは重くはありません。しかし、税金は重いのです。なので我々税務署は笑いの質と量を厳しく審査しますので、ご了承ください。」

次郎:「……わかりました」

太郎:「では、まず最初に自己紹介をしてください。それで評価を始めます。」

次郎:「はい!どうも、芸歴10年目の山本です!笑いで日本を明るくしたいと思っています!」

(太郎、無表情でメモを取る)

太郎:「……自己紹介、笑いポイントゼロです。」

次郎:「えっ!?ゼロ!?なんでですか!」

太郎:「『笑いで日本を明るくしたい』というフレーズはよくある使い古された表現です。独創性が欠けています。」

次郎:「いや、自己紹介で独創性求めます!?」

太郎:「我々税務署では、自己紹介一つでも新しい笑いの可能性を見出すことを期待しています。」

次郎:「厳しいなぁ……。」

太郎:「では次に、フリートークをお願いします。テーマは『税金』で自由に話してください。」

次郎:「わかりました!えーっと、税金って本当に大変ですよね!僕なんて、税金払ったら家賃も払えなくなっちゃって、家賃払えないから家を追い出されて……でもそのおかげでホームレス税は払わなくて済みました!」

(太郎、無表情でメモを取る)

太郎:「……フリートーク、笑いポイント5点です。」

次郎:「5点!?低っ!なんでですか!」

太郎:「ホームレス税という実在しない税金を持ち出した点は評価しましたが、全体的に説得力がありません。」

次郎:「いや、説得力って必要なんですか!?笑いの審査ですよね!?」

太郎:「笑いにも論理的な一貫性が求められます。」

次郎:「めっちゃ厳しいな」

太郎:「では、最後の審査に移ります。『一発ギャグ』を披露してください。」

次郎:「き、来ましたね……!これが僕の本領発揮です!」

(次郎、深呼吸して立ち上がる)

次郎:「いきます!『税務署の職員が好きな食べ物は……タックス焼き!』」

(田中、無表情でメモを取る)

太郎:「……一発ギャグ、笑いポイント3点です。」

次郎:「3点!?なんで!」

太郎:「『たこ焼き』と『タックス』の語呂合わせは評価しましたが、オリジナリティに欠けます。」

次郎:「いや、めっちゃギャグの意味わかってる。割と無茶やと思ったのに……」

太郎:「以上で終了……

(言葉を遮って)

次郎:「ちょっと待ってください!芸人としてこのままでは帰れません!もう一度チャンスをください!」

太郎:「……規定では再挑戦はできませんが……仕方ありません。それでは、最後に『爆笑』を取ることができれば、減税を認めます。」

次郎:「爆笑ですね!?わかりました!全力でいきます!」

(次郎、全身を使って変な動きと顔芸を披露する)

次郎:「どうですか!?これでなんとか減税してください!」

(太郎、無反応でメモを取る)

太郎:「……審査結果が出ました。」

次郎:「どうですか!?どうですか!?」

太郎:「残念ながら、今回山本さんの「笑い減」減税分は……ゼロ円です」

次郎:「ゼロォォォォ!?なんでやねん!」

太郎:「顔芸は減税対象外となっています。」

次郎:「減税対象外!そんなことあります!?」

太郎:「税務署の審査は厳正ですので。それに、山本さんは稼ぎが少ないのでそもそも「笑い税」減税対象ではございません。売れてからまたお越しください」

次郎:「いや、ほな最初からゆって!もうええわ!」

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