また来世で
つばめいろ
また来世で
君に恋をした。同じ部活の君だ。数ヶ月経って感じたことだ。そこからまた数ヶ月経ち、思い切って告白をすることにした。ただ、行動を起こそうと思ったその日、君は部室に来なかった。それどころか学校にすら来ていないらしい。まあ、明日すればいいだろう。私は呑気に考えていた。
しかし、君は明日も来なかった。
今日も君は来なかった。もう何週間も経つはず。いつ君は来るんだろうか。ずっと会えてなくて、恋する気持ちは膨らんでいく。君が来るのを待っていられない。だから私は、探しに行くことにした。
近いところから探しに行く。色々な人に話も聞いた。それだけど君に関する情報は掴めない。だが、遠くまで探しに行った時、初めて情報を掴めた。その話によると、君は岬に行ったらしい。遠くの岬だけれどもここまで帰ってこないのもおかしい。きっとそういうことなんだろう。
私は、君が最後に行ったであろう、最後に見た景色であろう岬に行った。今世は君に気持ちを伝えられなかった。だからこの言葉を送ろう。
「また来世で」
また来世で つばめいろ @shitizi-ensei
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
参加中のコンテスト・自主企画
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます