概要
12月のある夜。今、壊れた電話を使って、亡くなった妹と話をしている。
Twitter(現X)の企画、「【創作小説】みんなでSS持ち寄る会 Advent Calendar 2024」参加作品です。
祖父母の家の一階の廊下には、とても古い壁掛け電話がある。が、その電話は古すぎて、使うことができない。
ある夜、なかなか寝付けなかった舞緒は、なんとなくの気持ちで、その電話の受話器を手に取る。
「もしもし」と小さな声で言ってみるが、当然返ってくる言葉はない。そう思っていたが……。
『舞緒?』
返ってきたのは、半年前に亡くなった双子の妹、美緒の声だった。
一夜だけの、姉妹の電話の物語。
祖父母の家の一階の廊下には、とても古い壁掛け電話がある。が、その電話は古すぎて、使うことができない。
ある夜、なかなか寝付けなかった舞緒は、なんとなくの気持ちで、その電話の受話器を手に取る。
「もしもし」と小さな声で言ってみるが、当然返ってくる言葉はない。そう思っていたが……。
『舞緒?』
返ってきたのは、半年前に亡くなった双子の妹、美緒の声だった。
一夜だけの、姉妹の電話の物語。
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