根幹に関わる論題
- ★★★ Excellent!!!
凡そ、百年前か二百年前、信徒の一部がイエス・キリストをより客観的に視ようと試みました。
その時、世界は壁を前にして真理を探究し続けました。
当時は聖書以外にイエス・キリストを記述している文献がほとんどなかったからです。
それでも、信徒は探究を続けました。終わらない命題かも知れない、しかし、いつの日か終わる命題だと信じて。
現存する最古の新約聖書は凡そ千五百年前のもの。そこから足取りを掴む長い旅路が始まりました。
この小説も同じです。真理故に戸惑い、熱意をもって探究する。
歴史は常に答えを提示しています。