私が、最初に読んだのが、三島先生の『仮面の告白』なのです。
- ★★★ Excellent!!!
私が、高校二年生の時の、11月25日に、三島由紀夫先生は、私設軍事組織「楯の会」を率いて、市ヶ谷の自衛隊組織で、軍事クーデターを企てます。
ですが、ものの見事に失敗。
同じ「楯の会」の森田正勝と、割腹自殺を決行しますが、ここで、あくまで伝聞ですけれど、
同時に介錯の際、三島先生の男根は、同じく介錯される森田正勝のアソコに入れたままであったとか、と、聞きます。
結局、この三島先生の『仮面の告白』こそ、その後の自分の運命を、それとなく吐露していた、予言的な作品なのです。私が、三島先生の作品で、最初に読んだのが、この『仮面の告白』なのです。
この小説の作者の、千織先生は、ここらへんを、十分に理解してこの作品を書かれています。
三島先生の処女作は文学史上『誌を書く少年』と言う事になっていますが、現実の、三島先生のデビュー作は、この『仮面の告白』なのです。
私は、学生時代、某デパートで開催された、三島由紀夫展を見に行きましたが、まだ、平岡公威(ひらおか きみたけ)時代の、如何にも細細しい写真を見て、『仮面の告白』の意味が、即、理解できました。
この小説(千織先生の作品ですよ)は、それ故、本当に読むだけの価値があります。
三島ファンも、アンチ三島ファンもです!!!