このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(94文字)
短いお話ながら楽しかったです!ところどころでクスッとしつつも、最後はキュンとします。使い古された密室も、青春が加わるとキラッときらめきますね!
腐れ縁の幼馴染である柊太と共に、雪山へとやって来た杏。スキーを楽しむはずが遭難し、二人きりで山小屋に閉じ込められる状況に。助けが来る様子はない。そんな彼女へと柊太から掛けられた言葉、それは。『思い残しが無いように、伝えたいことがある』生死の狭間ゆえか、あるいはひた隠しにしていた彼への恋心を刺激されたゆえか。早くなる心臓の鼓動を感じつつ、彼からの言葉を聞く彼女の心は、まさしく外の吹雪にように荒れ狂うことに。そんな二人がどんな結末を迎えるのか。ぜひ皆様にも見届けていただきたく思います。
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