薄い膜が透けていませんようにと祈るように

企画から来ました。

 友情とは割り切れない気持ちを持つ主人公は、失恋のたびにピアスを開けてと頼む女友達に懸想する。
女友達がとうとう運命の相手を見つけ、自分から離れてしまう、何とも言えない寂しさが胸を打ちます。
 顔に貼り付けた薄い笑いの膜が透けてばれてしまわないようにと祈る上の文章が、胸を打ちました。