日本独自の自我を持ったヒューマノイドの行末が気になる
- ★★★ Excellent!!!
ヒューマノイドが自我を持つ作品は映画を含めてすでに多数ありますが、ここに付喪神といった日本的アニミズムが加わっている点がとても新鮮でした。また、不老不死を「人魚の肉を食べたように」と表現されていたりと、その他の民俗学的要素が自然と入ってくるあたり、この作品は作者様ならではの特色がふんだんに込められているものと感じます。
拝見したのが3万字程度なのでまだまだ冒頭、謎に次ぐ謎といったところですが、文章が非常にこなれて読みやすく続きが気になりました。
完結した際には改めて読みに伺おうと思います。SF好き、一般小説好きな方におすすめできる、とても楽しみな作品です。