偽解決

アフリカの 貧困問題

それをく 方法を

考えて アフリカの

人たちを 全員飢え死に

させればいいと そういう解決

考える 人も中には

いるかもしれない それはグレートな

方法ではない 問題を

消している それだけだ

それは問題を 解決した

ことにならない


日本にほんに老人 増え過ぎたから

老人全員 自決しろと

考えるのは 自由だが

それはグレートな 方法ではない

まともな学者は グレートな

考えでもって 解決する

それは全く 答えでない

問題そのもの 消したいから

考えるだけ まともな奴なら

それは分かる


ヒッパソスが 無理数を

発見して それが新しい

問題を 生むから奴を

殺せという 無理数に

関する問題 一応それで

全部消える 無理数の

問題を それは解いたと

言えるのか わたしはそれを

解決でないと 話している

それが解決で ないことは

よく分かる


性犯罪を した男を

去勢しろと 言うのも同じ

確かにそれは 問題を

解決する しかしそれは

本当に 解決なのか

ぐせで盗んだ 人の手を

切ってしまえば いいと言う

そうすれば その人は

二度と盗みを できないだろう

そういうことを しろと言うのか


精神病者は 社会の負担だ

だから殺せと そういう話を

するような 話である

それは問題を 解決しない

精神病者が 新しく

生まれて来たら 殺せばいいと

そういう話を しているようだ

愚かな人は それで問題を

解決したと 思うだろう

愚かであれば あるほどそれは

正しく思える


無論そういう 解決が

全部悪い わけではない

例えば胃に ガンができて

治すすべが ないのなら

今できる ことは胃の

悪いところを 切除する

それが今は 最善だろう

犠牲を伴う ことが一番

そういうことも あるだろう


ガンを治して 胃を元の

状態に 治せるならば

それが最も いい方法で

あるのは分かる 今の技術で

無理だから 次善の策が

最善なのだ 放っておく

わけにもいかない 問題自体を

消し去るしか 方法が

ないから胃を 切除する


分かっているさ わたしの言う

最善が 今最善で

ないことも あることを

時には犠牲を 伴うことも

必要なのも 分かっている

切り捨てなければ いけないときも

時にはある 今はそれが

最善だと 心に向かって

言わなければ ならない時が

あるのも分かる 心に言い

聞かさなければ いけないときだ


刑罰に 死刑は要らない

更生するなら 死刑も確かに

要らないだろう しかしそれは

現実的で ないかもしれない

そういう場合も 確かにある

死刑をすれば ある種の問題

確かに消える しかしそれは

ある意味負けだ 負けていいなら

やったらいい そうしなければ

ならない時も 確かにある


歯の治療も おんなじことだ

元の歯に 戻せるなら

それが一番 いいだろう

しかし実際 歯を削り

詰め物入れて 治療する

身を削って 治療する

そうして元の 生活に

戻ることが できるなら

例え元の 状態に

戻らなくても いいかもな

今はそれで 我慢して

いつか歯が 戻るのを

そんな風に 解決が

できる日が 来ることを

願って今は 我慢して

甘んじるしか ないだろう

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悲しい詩を寓話にさせ一人気持ちを落ち着かす デブー @debuu

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