隣のおじさんは…いい人?悪い人?おじさんの話にあっという間に引き込まれて全話読んでしまった。最後は…胸の奥がむきゅっと締め付けられました…
一緒に住んでいるわけでもない人たちと接する時間は、生きている時間の中ではほんのわずか。長い人生という時間から見たら、瞬き一回分ほどの。出会った時の挨拶での「こんにちは」の言葉ほどの時間に起こった、おじさんと作者様との出来事をつづられたお話。どれだけ時間が経とうが消えない、ふと浮かび上がってくる存在や思い出がある。「また、いつか」笑顔とそんな言葉が心に残るエッセイ、皆様におすすめいたしたく思います。
人生の中で少しでもこういう出会があれば幸いである。そして作者はその幸福をエッセイを通して我々に分け与えてくれる。
人間というのは厄介で、簡単に善人と悪人に分けることはできない。普段優しい人が、突然爆発することもあるし、悪人が、ふと思い至って良いことをすることもある。このエッセイは、そういったことを考えさせられる良作です。文章も丁寧なので、色んな方に読んで欲しいと思い、レビューを書かせて頂きました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(74文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(270文字)