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概要
嘘と不運と殺意がつみ重なる短編サスペンス。
一ノ瀬夏子は既婚者の五反田淳と逢瀬を重ねていた。夏子が家に帰ると歳の離れた妹の秋穂が泣いている。自分の車が盗まれて轢き逃げを起こしたかも知れないと言う。警察に疑われたくないから、お昼から一緒にいたことにして欲しいと頼まれ、夏子はこれを受け入れ警察に嘘のアリバイ証言をしてしまった。翌日、別の警察が来て、今度は五反田淳の妻が亡くなったという。警察は淳の昨日のお昼過ぎのアリバイの裏取りに来たのだった。確かにその時間は淳といたが、秋穂のアリバイ証言をしてしまった時間帯でもある。焦る夏子は体調が悪いんです、あとで連絡します、とその場をごまかして、淳に連絡をする。淳から衝撃の告白をされ、夏子はとある決意をするのだった──。不運と殺意がつみ重なる短編サスペンス。
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