「じゃない方」というパワーワードが核のミステリー風味ラブコメディ

主人公の高校生樋口敬大(コミュ障)は、入学初日から勇み足と不運がかさなってクラスから浮いたキャラになってしまう。そんなクラスの中で唯一話ができるのが学園アイドル佐久良舞……ではなく、その双子の地味な姉・唯だった。唯は敬太と同じくらいコミュ障らしく2人の会話もお互いキョドっていた。

 ある日、アイドルの方の舞に盗撮写真の入った手紙が送られて来て、取り巻きたちは犯人探しに躍起になる。敬大はその写真を見て犯人に心当たりがあった。しかし、これ以上首を突っ込んで初日のようなヘマもしたくないし、推理が外れていたとこのことを思って見過ごすつもりだったが、唯と2人でいるときに犯人(と思われる)の名前をうっかり口を滑らせてしまい……

感想:他人との会話が不得手なぼっち同士の会話もおもしろく、ミステリー好きという共通の趣味があることがわかって、親しくなる敬大と唯の距離感が初々しい。と思いきや唯の本性が普段とはまったく違うギャップがあって萌える。

オススメです🥰

その他のおすすめレビュー

上田ミルさんの他のおすすめレビュー144