地の文がまったくない。
これだけで一読の価値がありますね。

地の文で状況や心情を説明し、キャラの名前で区別したりそれをもとに話を広げたり……ラブコメに限らず小説ってそういうものだと思うのですが、この作品はその力を一切借りずに成立させています。

ですが、ちゃんと雰囲気出したり感情も伝わってくるんですよね……やっていることは日々の下校、というありふれたものなのに、です。そんな一風変わった世界を体験してみませんか？　きっと今までになかった方向性の魅力を楽しめると思います。

じれったいけど甘い…。
そんなラブコメです。早くくっつけよお前ら！！
みたいな感じに冷やかしたくなるぐらいにはじれったい。
でも時折見せる幸せそうな姿に心がほっこりします。
付かず離れず、でもどこかで繋がっているようなそんな関係。
お互い真面目すぎるよ！！って思ってしまうときもありますが、
それだけお互いのことを大切に思い合っていると考えると素敵なことだと思えます。
そして、この作品の大きな特徴としては「（ほぼ）会話だけ」というスタイルです。
途中に互いの視点での独白もありますが、それ以外は会話だけという
珍しい構成なのが大きな特徴です！！
話数もそんなに長くなく、丁度いいぐらいなので読んでみては如何でしょうか！
この度は素晴らしいお話をありがとうございました！

会話のみ、余計なものは何もない。
それでいて情景がありありと浮かぶ。
一緒に帰るだけの高校生の男女二人だけの甘い世界にはまりました。

男の子と女の子が、ただ会話するだけ。
それだけのシーンが、なぜがとても愛おしい。

読みながら、どこからかドキドキ鳴ってるなぁ、と思ったら自分の胸だった。
そんな素敵なお話です。

読者である我々はただ見守ることしか出来ないけれど。
ただずっと見守り続けたいと思わされます。

かなり独特の会話のみと言うラブコメ。

しかし主人公とヒロインのみの為、混乱することなく、いつもの高校生活で可愛い女の子と帰宅できる雰囲気を上手く演出しています。

会話だけで、登場人物の可愛らしさを演出しているのは凄いと思いました。

本当にいつもの帰宅風景で、仲の良い男女で帰るという演出が素晴らしく、まるで自分で体験しているような感覚になります。

可愛い女の子（もしくは男子）と一緒に高校から帰宅したい人におススメです！

会話のみで進行するのに、情景が見えてきます。

私も物語を書きますが、素の私が出てしまうのか、登場人物同士の会話が苦手なのでお勉強になりました。

続きが楽しみです。

原則、会話のみで進行する独創的なラブコメディです。

絶妙な距離感で繰り広げられる会話だけでも楽しいのですが、そこに表現されていないものを想像しながら読み進めるのがとても楽しい！
二人の声のトーンや表情、心理状態等、想像の余地がたっぷりあるので妄想が捗ります。

この言葉にならない喜びを感じたい方は、是非読んでみてください。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（218文字）

わけありの男の子と、やはりわけありで素を出し切れてない女の子、これからどうなるのかが見たいです。
書き手目線で言うと、会話で読ませるというのがオンリーワンの才能だと思います。相当キャラクターを作りこんでいないと不可能だと思います。
私も会話主体で書くときあるので、すごく親近感を覚えています。

恋愛小説って、地の文が無くても成立するんですね！！

「なるほど！」と思いました。

三人称視点で、彼らの会話だけを読むことによって、「口ではそう言っているけど、本心ではどう思っているのだろう？」という想像力が掻き立てられました。

淡々とした関係が少しずつ進展していく展開を期待します！