第10話記憶
僕が最高に負けた金額は1日7万円。それが、2日続いて14万円負け。
4号機のスロットで。
悔しくて夜眠れず、翌日打ったらまた負けた。
人は勝った記憶が強いので、パチンコを辞められない。
ある日、財布に61000円持って、北斗を打ったら6万円負け。
残った1000円で、ビンゴを打ったら万枚でた。
6万円負けが12万円勝ちになった。
そのお金でパソコンを買った。
今考えたら狂ってる。給料が良かったので生活には問題無いのだが、その時に貯蓄しておくべきだった。それでも、200万円貯蓄していたが、結婚式で吹っ飛んだ。
そして、障がい者になった。転職しない限り、貯蓄には回せない。
今月は、最低5万円はへそくりを作る事にした。
パチンコなんかやめれば良いのだが、当たった時の興奮はストレスを発散する。
もう、4円パチンコは打てる身分ではない。1円パチンコを5000円分で十分だ。
勝つ事を考えてはいけない。負けると思いながら打てば良いのだ。
こっちは、プロでは無い。微細な釘を読めない。
また、回る台だからと言って勝てる訳でも無い。
パチンコ、スロットは確率が最終的に帳尻を合わせる。
ま、辞めれば良いのだが、パチンカスは打ち続ける。
1円パチンコ貯金を作るつもりだ。
バカだね。僕は……。
パチンコ徒然草 羽弦トリス @September-0919
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