オババ✖️5

おもながゆりこ

第1話

会社勤めしていた頃の事。


同期五人とランチを食べに行き、デザートにオレンジババロアを頼みました。

ふと見ると、伝票に「オババ×5」と書いてあります。

「何?このオババって」

「ほんと、何このオババって」

「私たちの事じゃないよね?」

「だって私たち、オババじゃないもん」

「なんか、むかつく」

「そうよ、文句言ってやろうよ」

そこで近くを通った男性店員に聞きました。

「このオババってどういう事ですか?」

店員は静かに言いました。

「オレンジババロアの事です」


はい、よく分かりました(`・ω・´)ゞ

私たちは急に機嫌が良くなり、

もうひとつずつ(ふたつずつでもいいけど)デザートを頼みました( ` -´ )bイイネッ


ああ、単細胞。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

オババ✖️5 おもながゆりこ @omonaga

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る