第4話
すでに転生してから10年が経った。
これまで毎日もれなく魔力を放出、うっかり全部放出で激痛が走る、悶えるのサイクルを繰り返していたおかげで僕の魔力量はすでに世界最高峰の魔術師集団と呼ばれる宮廷魔導士たちの魔力量を大幅に上回っていた。
いやはや、大きすぎると隠すのも大変なもんだね。
僕と同年代の子供たちの平均魔力量と言ったら大体100くらい。
僕が持つ魔力量はもう1,000,000を超える。
バレたらどうなることやらヒヤヒヤするさね。
「ノア、行くわよー」
「はーい」
ちなみに今日は明日ある魔力の適性の鑑定のための会場に行く。
僕はそこそこいいとこの貴族家出身だったようで僕の歳、10歳になるとどこの貴族家の子供も魔力適性を鑑定しに行くんだと。
この地がなかなかの田舎だから一日前に出発しないと着かないんだと。
魔力が増えててからあの謎のビームがめっちゃ出せるようになったものの本格的な魔法はまだ使ったことがないから僕にはどんな魔法の適性があるのか明日が楽しみだ。
「ほーら、さっさと馬車に乗る」
「わかったって。なんて当事者の僕よりも母さんがはしゃいでるんだよ」
「あんた当事者なんて言葉どこから覚えてきたの?最近の子は聡明なのねぇ。ちなみに私がはしゃいでる理由は貴方の適性によっては私たちの生活が一気に豊かになるからよ。だから、ね?ユニーク適正とか頼んだわよ!!」
「理由が生々しいよ、母さん。それは思っても言わないのがお約束でしょ」
「ステーキステーキるんるんるん♫」
こんな感じで僕はすっかりこの家に馴染めていた。
ちなみに父さんは今、貴族として無事子供が10歳になったことを王様に伝えに行っている。
僕もまた今度王様に会いに行くらしい。
貴族としての教養などは一応書庫から勝手に本を盗み出して学んでいるが粗相をしないか心配だ。
ここの王様なかなかに冷徹らしいし首切られそう。
と、そんな感じで僕は魔力適性の鑑定地に足を運んだのだった。
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出発から10時間以上馬車に乗り、やっと鑑定会場についた。
めっちゃ乗ってるときにお尻痛くなったし今度車でも開発してやろうか、、、
「ほーら、早く出てきなさい」
「だって母さん、お尻痛いんだよ。少し動くだけで」
「そんなことで根を上げない。これから馬車なんてたくさん乗ることになるんだから早くなれなさいな」
「なんで母さんは大丈夫なんだよ、、、」
絶対こんなのなれても痛いよ、とそんなことを考えながら僕は外に出た。
こけた。
「あんた何こけてるの」
「だからお尻痛いんだって!!」
周りを見渡す。
うおおおおお!
僕が田舎に住んでたからか周りのもの全てが新鮮に見える。
特に目の前にあるお城なんてまるで中世ヨーロッパの王城のようだ。
「で、どこで鑑定するの?」
「何言ってるの?目の前にお城があるじゃない。この城で鑑定をするのよ。ついでに今日泊まる宿代わりもこの城だわ」
「え、このお城?大きすぎない??」
「そりゃそうじゃない。なんて言ったってこのお城はこの国の王城よ?」
「え、王城?もしかして父さんが言ってた王様に会う日って今日?」
「そうよ。あれ?言ってなかったっけ?」
「何を聞いても「行ってからのお楽しみ」ってはぐらかしたじゃない!!何も聞いてないんだけど?僕!!」
「まぁなんとかなるでしょ。今日はこの国の料理とか楽しみなさい」
え、マジで王城だったんですけど。
しかも何も知らないまま連れてこられていきなり王様と対談城って言われましても、、、
「大丈夫?僕王様に不敬だ!って殺されない?」
「まぁ大丈夫でしょ。あの王様子供には甘いからね」
「そうだといいなぁ、、、」
そうして僕は、王城へ足を踏み入れるのであった。
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やってきました晩餐会上。
ドレスやらタキシードきたいかにもな感じの大人たちによる様々な陰謀の飛び交うまさに魔界へ。
さっきからこっちを見ては
「あの子供、アシュフォード家の長男なんだと」
とか
「ほら、レイン。あの子にハニートラップ仕掛けてきなさい」
とか
「あのアホずらしてる子供の家なら乗っとれそうだな」
とか
「うわ。アシュフォード家の子供弱そうね」
とか欲望、偏見丸出しの言葉を言ってくる。
できればそういうのは僕の聞こえないところでもう少し小さな声で言って貰いたい。
こっちからしても「何あいつら、潰してぇ」としかならん。
いや、もう潰していいよね?
僕の魔力を少し解放して身体強化に回せばそこらのアホならバレずに殺せるくらいの力は得れるんだけど。
「ねぇねぇ母さん、少しトイレ行ってきていい?」
「ダメよ?貴方今ここにいる馬鹿たちを殺そうって考えたでしょ」
「え!?そ、そんなこと考えてないけど」
「顔に表れてるわよ。私が目を離したらすぐに貴方暴れそうな雰囲気も醸し出してるし」
「、、、そんなにわかりやすかった?」
「女の勘ね」
勘かよ、見事にひっかかったわ。
「ほら、そんなことは置いていてご飯食べなさい。ここのご飯は私たちの家のご飯より断然美味しいわよ」
「シェフさんに言ってやろ」
と、そんな話をしていると1人のダンディーなおじさんが母さんに話しかけにきた。
「王様がお呼びです」
「分かった。今行くわ」
うーん、ギリギリ聞こえた。
魔力で聴力を強化していたおかげでギリギリ聞こえた。
「ほら、ノア。ちょっと行くわよ」
「え、どこに」
「貴方聞いてたでしょ。王様のとこよ」
「き、聞いてないけど??」
「聴力強化してるのバレバレよ。全く、そんな膨大な魔力といいそんな技といい、どこでそんなの覚えたのかしら」
あ、強化してるのバレてた。
、、、そんな膨大な魔力?僕年相応の魔力量しか解放してなおはずなんだけど
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ほんとはね?3000文字目指してたんだ
けど600文字書くのがめんどくなってやめた⭐︎
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復元魔法の真価は無にすることでした tanahiro2010 @tanahiro2010
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