団欒に水差し。


 行きつけのお店は、破格でご馳走を振る舞ってくれる。

 いつもの幸せを満喫する私だったが、そこに招かれざる客が……

 全然悪くない。むしろ良いはずなのに、なぜかモヤモヤする。

 穏やかな日常生活にチクリと刺さる現代ドラマ。



 良い意味で微妙な作品でした。

 激しい感情とまではいかずとも、こういう体験をするとモヤモヤするもの。

 葛藤の末に渋々受け入れる感じが、前半のイキイキした描写も相まって
 日常生活の一幕を克明にドラマにしています。