2024/12/5(THU) コメダのみそカツサンド

【元日記】

すみません。舐めてました。

コ〇ダ珈琲店のフードメニュー舐めてました。

今までコ〇ダで逆メニュー写真詐欺(メニュー写真より実際の料理が明らかに多い)にあったことがないので、大したことないと思ってました。

みそカツサンド、半分しか食べられませんでした。無理。


↓盛り盛り


【嘘日記】

喫茶店のモーニング文化ってあるじゃないですか。あの、名古屋で有名だけど発祥は岐阜らしいアレです。あ、聞きかじりの知識なので信じる前に自分で調べ直してくださいね。とりあえず、私はそう聞いてるってだけなんで。岐阜発祥らしいって。


そんなことはどうでもよくてですね、あのー、喫茶店には二種類あるんですけど知ってますでしょうか。

コ〇ダか、コ〇ダ以外か。

そう言われているんです。本当です。2019年の流行語大賞にもなりましたから。「コ〇ダか、コ〇ダ以外か」ってね。

よく考えたらこの日記、令和の虎とかそのまま出してるのになんでコ〇ダだけ伏せてるんですかね。コメダだよ。分かってると思うけど。

メニュー写真よりも料理がデカいのがコメダ、そうじゃないのがコメダ以外です。

で、そのコメダにみそカツサンドっていうのがあるんですが、これがまたデカい。びっくりした。

このデカいみそカツサンドの誕生秘話について今日は語らせて欲しいんです。


やなせたかし先生っているじゃないですか? ギネスとってるんですよね。作成したキャラクターの数で。まあアンパンマンに出てくるキャラクターの数だけでもえぐいですからね。

でまあ、やなせ先生もギネス級の数のキャラクターを生み出すのに、そりゃあ苦労されたらしいんですよ。で、ある日ネタを探しに日本全国を旅行することにした。ヒッチハイクで。

そのときに生まれたキャラクター、ご当地料理とか珍しい食材なんかのキャラクターですよね、そういうのがね、たくさんいるらしいです。いいですね、取材旅行で日本一周ヒッチハイク。

そこで、先生は当時まだ全国的に有名ではなかったみそカツというものを知ったそうです。1966年、ビートルズ来日の年だったそうです。先生はマツダT2000(オート三輪)に乗って名古屋の地に降り立ったそうですよ。その際、前輪のタイヤにはウサギのひからびた死骸が張り付いていたそうです。そのことをずっと悔いていた先生は、アンパンマンにうさぎの先生を出したのだそうです。


さてそこでみそカツの美味しさに感動した先生は、「まさに日本の夜明けぜよ」といいながらビートルズ流れる名古屋の繁華街を歩き回り、夜な夜なみそカツを食べたそうです。あ、やなせ先生は高知県出身ですので、坂本龍馬みたいな話し方をします。

ビートルズのもたらした文明開化におどり、名古屋市民は皆なんでもかんでもサンドウィッチにすることにしました。

そのとき繁華街のドン・米田米一郎と意気投合したやなせ先生は、みそカツをサンドしようと提案しました。さらに、サンドイッチの上と下を合わせてぴったりはまるサンドイッチを探す、貝合わせならぬ「みそカツサンド合わせ」という遊びを考案。みそかつサンドにおいて、二枚貝のごとくぴったりとはまるパンは一つ、サンドにされたパン同士だけなのです。

ですから、みそカツサンドをバラバラにして並べ、それを合わせて取るゲームが成立します。これはあまりに盛り上がったため、当局から禁止されたそうです。まあ普通に考えて食べ物で遊んだら汚いですからね。


そんなわけでみそカツサンド合わせは、裏で遊ばれるようになりました。

表向きには小さなみそカツサンドの看板を出します。目立たないくらい小さなね。

そしてその店に入ると、1.5倍くらいの大きさのみそカツサンドが出てくるというわけです。そのくらいデカくないと、ゲームとしての迫力が出ませんから。あとインチキもしやすくなります。袖にパンを隠したり。


そんなわけで、当時の名残で、コメダではパンはメニュー写真より実物のほうが大きいのだそうですよ。

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盛り盛り嘘日記 髙 文緒 @tkfmio_ikura

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