駆け抜けた44日間は人生を変え、かけがえのない宝物になった

当たり障りなく生きていた大学生タクミ19歳。
ただのトレッキングだったはずだったのに、祠を壊した友人が死に、自分も感染した。鬼にだと!?

接触してきた炎上中の芸能人アヤトが言う。後数日の間に感染源の鬼を倒さねばお前は死ぬ。

出だしからピンチで、こんなの先が気になるに決まってます!

身不相応の神器みつるぎを宿したタクミン、挑むも鬼は一匹ではなくて?

みつるぎ、みかがみ、みたまの三種の神器が揃い、出会うはずがなかった使い手三人と優しいあやかしが奇跡的に集まった。

何度も封じられては蘇っていた四匹+αの鬼との長い歴史を終わらせる為に駆け抜けた44日間は濃厚で、血を流し、傷つき、抉られ、向き合わざるを得ない己の痛みと弱さや本質。
ひとつ乗り越える度に成長が判る彼らは、四人ともに愛しくとても人間だった(一人物理的にはあやかしだけど)。

キャラだけてなく最初の鬼の被害者、アヤトの炎上、ミカガミの継承者の遭遇者とが、単発的に見えて全てが関連して最後の鬼の背景に結びつくストーリーも見どころ。

毎日読むのが楽しみでした。
毎日コメントを残してしまうくらい大好きなになった作品です。
オススメします。

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