目の前に浮かぶ雪景色と白妙の花

舞台は最果ての島。
流れるような美しい文章に、浮かんでくる情景は幻想的です。

そこで暮らすリリィは記録係として、島のいろいろを記録しながら過ごします。
物語は死者の入った棺が流れつくところからはじまります。

リリィの相棒は黒毛狼のロアですが、二人の信頼関係や愛が伝わってきます。
その関係性にも心温まり、この二人の関係性がいつまでも続くことを願うばかりです。

雪の島で生きる少女と狼のスローライフ、ぜひお楽しみください!