第5話
ある日、会社の受付から内線が鳴った。
「お客さまがいらっしゃいました」
誰だ?
今日は来客を受ける予定はなかったはずなのに・・
不思議に思いながら受付に向かうと、見知らぬ女の子が立っていた。
「こんにちは。あの、わたし、実は・・」
僕も困惑の顔をしていたのだろう、ぎこちない会話が始まった。
「わたし、先日の電車で助けていただいて・・・ありがとうございました」
「あ、もしかして、病院に連れて行ってくれたひと?」
「はい。あの、大丈夫でしたか?」
事情を理解して、ゆっくり僕たちは話し始めた。
好きな寿司は稲荷寿司、マジで。 サンタク☆ロース @pagudesu
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