本心が全部裏返る呪い―― 一番伝えたい言葉が、一番言えない恋の物語

「好き」と言いたいのに「嫌い」と口から出てしまう。
近づきたいのに離れてしまう。
想いが強ければ強いほど、すべてが真逆に――。
この作品の魅力は、何といっても主人公の絶望的な状況と、それでも貫こうとする一途な想いのコントラストです。自分の体が自分のものじゃなくなる恐怖、大切な人を自分の手で傷つけてしまう苦しみが、痛いほど伝わってきます。
切なくて、もどかしくて、でも目が離せない。
「どうにかしてあげて！」と画面に向かって叫びたくなる、そんな作品です。
呪いという設定が斬新で、ラブコメでもホラーでもない独特な世界観にグイグイ引き込まれました。