織音学園には【冥恐の死神】という怪談話がある。
その死神を封じ込めたとされる【死神の岩】が撤去される当日、新聞部メンバーが取材に向かう――というところからストーリーは始まる。
学園ミステリーだ。
怪談話がもたらす怪奇な不安感と、実際に起こる猟奇的な殺人事件。
これは推理小説で言えば、エドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』にまでさかのぼることができる伝統的な仕掛けだろう。
この、恐怖を理性によって解体して論理的な快感を得るという体験は、何より私の愛するところだ。
レビューを書いている現時点ではまだお話は折り返しというところだが、被害者たちの名前にまつわる謎や思わせぶりな人物の登場など、まだまだ伏線を感じさせる構成がこれから起こるであろうさらなる事件を期待させてくれる。
だからあなたも第一話だけで印象を決めつけず、読み進めてほしい。
作者はきっと予想を覆す展開を用意している――これは、紛れもなくホラーの皮を被ったミステリーなのだから。
この学校では、旧校舎の跡地に「死神の岩」と呼ばれる大岩があった。
その岩は、200年前、若い女を好んで殺す死神を封じた岩だと言い伝えられてきた。
しかし、アホな(というか裏金で儲けるため)校長が、多目的ホール建設の為に、「死神の岩」撤去を強行してしまう。
その頃と前後して、学校では不気味な現象が……。
そしてついに、惨劇の幕は切って落とされ、女生徒が殺害されてしまう。
目撃者によると、〝死神〟によって……。
本格的な学園ミステリ。
トリックや伏線もたっぷり!
主人公の高校二年生、憲治は、新聞部の仲間と一緒に謎解きをしていきつつ、女性からモテモテです。
おもしろいですよ!
私はぜんぜん、トリックが見抜けない〜。
皆さん、ミステリーはお好きですか?
昨今、名探偵コ〇ンが国民的漫画・映画になっていますが。双璧をなした「金田〇少年の事件簿」そちらを彷彿させるオカルトホラーテイストの、本格ミステリが、この作品です。カクヨムで読めます。
それが冥恐の死神伝説殺人事件~瞬間移動を使い、乙女を狩る怪物~です。
本格ミステリにおいて、怪奇と幻想は切っても切れない関係にあります。
それが、身近な学園で起こったら?
探偵役は、個性豊かな新聞部員たち。
このメンバーだけで、ラブコメが書ける(作者様なら書ける)華やかなメンバーですが。そこに凄惨な連続殺人事件が、息をつかせず探偵達と読者に襲いかかる。
役に立たない大人。
事件を解決しようと必死な、かつての少年。
まだ、読書の途中(現在、第4の殺人と化けの皮を読了)ですが、僕は勝手に青春の光と影を感じています。
希望に溢れた光。もう戻ってこない、もしくは何もできなかった影の部分。そんな印象をうけます。
現在、6万字を越え、物語は佳境でしょうか。
巣喰うは学園の悪魔。探偵役は新聞部員たち! 青春の冥恐を推理で照らす!
さぁ、もう一人の新聞部員となって、この謎を解き明かしましょう。
……レビュワーは、まったく謎を解ける気がしませんが(笑)
真実はいつも――(それは違う)
迷信だと思われていた死神伝説が、学園で起きた殺人事件によって現実味を帯びていく——
織音学園に残る「冥恐の死神」の伝説と、決して撤去してはならないとされていた〈死神の岩〉。
新聞部の生徒たちは、この伝説を取材対象として調べ始めるが、当初は学園にありがちな怪談の一つとして受け止めている。
しかし、校長の判断で岩が撤去された直後、不自然な悪天候が発生し、ほどなくして学園内で最初の犠牲者が出る。
被害者は、伝説に語られる死神の手口そのままの状態で発見され、以降も怪異は止まらず、死神の目撃証言や、校舎間を移動したとしか思えない不可解な現象が積み重なっていく。
とりわけこの“瞬間移動”を思わせる描写は、この物語を単なる学園事件から切り離す決定的な要素になっています。
事件に向き合うのは、氷上憲治たち新聞部の生徒たち。
彼らは謎を解く立場であると同時に、友人を失った当事者でもあり、恐怖、怒り、後悔といった感情を抱えながら事件に向き合うことになる。
読者には怪談の恐怖と事件後に残された人間の反応が強く記憶に残ります。
この先、事件と伝説がどう収束していくのか——
最後まで、続きを追わせていただきます!
事件が発生していくテンポが速く、ぐいぐいと引っ張られました。
本作では「冥恐の死神」と呼ばれる存在が伝説として語り継がれています。主人公である氷上憲治たちの通う織音学園には「死神を祀る石」が置かれていたものの、校長がそれを撤去することを決断。
そうして作業をする途中、突如豪雨と雷に見舞われる事態が起こり……。
氷上憲治、冬野愛音、寒川淳也、白雪帆乃、春雨冷花、霜原亜里沙の六人の新聞部員が、この学園で起こる不可解な事件に挑むことになります。
死神を刺激したことで災厄が引き起こされるのではないか。そんな不安が出てきたところで、学園に通う聖澤絵里花が惨殺死体で発見される事態に。
そして事件は更にエスカレートし、更なる犠牲者も出てくることに。
何よりもミステリーとなっているのは、「死神」が「瞬間移動」を遂げたと思われていること。殺人を行った際にどう考えても校舎から校舎へと移っているように見えている。
事件を掘り下げる中で謎めいた話も出てくるようになる。図書委員の四條孝弘と付き合っていた雪宮花帆がいじめによる自殺を遂げているらしいことなど。
更に脇を固める人物として、一ノ瀬栄斗という男子生徒が出てくるのが印象的。やたらと露悪的な発言を繰り返し、あえてヘイトを集めそうな態度を取り続ける。彼も事件に何かの関わりがあるのか。
そして(無関係かもしれないけど)白雪帆乃、雪宮花帆、帆足蓮華と、作中人物の名前に「帆」の字がつく人物が何人も出てくること。一ノ瀬栄斗、二ノ宮美南、三上清夏、四篠孝弘、用務員の五島信彦、刑事の六岡と漢数字も目立つ。そして新聞部員の六人は全員寒そうな名前。
この辺りにも何かの仕掛けがあるような気がしないでもない……。
犯人である「死神」の正体は一体。そして瞬間移動のトリックは? 他にも何かの仕掛けもあるかもと目の離せないミステリーです。
封印されていた「死神の岩」の撤去をめぐり学園内で起こる連続殺人。
そんな凄惨な悲劇に挑む生徒たち……
と、言う学園ミステリーですが、この作品は既にかなり高い評価を受けています。
それも本当に納得のクオリティなのです。
私も学園ミステリーは好きなのですが、読んできた中でも正直に書くと、ここまで拝読して、市場に出回っている学園ミステリーにも負けてないじゃん!?と驚いてます(汗)
ミステリーとしての引きがお見事で、謎の提示の強さや魅力的なキャラクター。
そして、その生徒達の軽やかな掛け合いが凄惨な題材なのに、学園ミステリーらしい爽やかさを担保している。
そのため、読み始めたら離脱をさせないような力に満ちています。
ミステリーとしての品質の高さに、青春の爽やかさ。
元々作者様は別作品でも、人物の造形や心理描写の鮮やかさは示されてますが、今作でも十二分に発揮されています。
「青春特有の揺れる距離感が、ミステリーの緊迫感と見事に共存している」
「キャラクター同士の軽やかな掛け合いが、死という重いモチーフを浄化する力を持っている」
そんな白眉の魅力を持ち、学園ミステリーの特徴を最大限活かし引き出している今作。
爽やかでドキドキ出来る良質なミステリーが読みたい。
そう思う方はぜひ本作を読んでみてください。
第一話を見たら、もう一気に最新話まで進むのは確実な面白さが保証されています。
200年間封印されていた【死神の岩】が撤去され、学園に連続殺人事件が発生。
犠牲者は全員、恐怖に満ちた表情で喉を切り裂かれ、血まみれで発見される。
新聞部の憲治たちが目撃したのは、瞬間移動する死神と、引きずられる女子生徒の姿──現代の学園に甦った伝説は、現実なのか、それとも死神を騙る何者かの仕業なのか?
大切な友人を失った悲しみと怒り、そして次なる犠牲者を出さないという決意。普通の高校生たちが、人智を超えた恐怖に立ち向かう!
この非現実な殺人トリックの真相は? 死神の正体とは? 続きが気になって仕方ない学園ホラーミステリー!