安楽椅子(コンピュータ)探偵? いえ、これは血の通った人によるミステリ
- ★★★ Excellent!!!
第37話まで、読んでのレビューコメントです。
本当は、全部、読み込んでからが良いかなと思っていたのですが、まだ全貌が解明されていない現段階で書いておきたいと思い、勢いに任せて書くことにしました。
ミステリーではなく、
良き時代のミステリ。
人情やヒューマンドラマも大事な要素だと思いますが、それ以上にロジカルであること。トリックを見破る探偵がいること。
ここを徹底的に突き詰めた作品のように思います。
そして量子コンピューター以上に、推理の鬼とも言うべき、地井玲子さん。量子コンピューターを操るハッカーを相棒に。警察本部とともに、謎を明かし、追い詰めていく様は流石。最初、想定していたよりも、どうやら話は大きくなっていきそうで。
個人的には現段階では、量子コンピューターが集めたデータは、証拠として不成立なモノもあるため、人による努力が必要というところが、ミソです。
これ、昨今の猫も杓子もAI議論に一石を投じるものを感じます。
ラストまで追いかけたいと思います。
カクヨムで本格ミステリを。かつスピーディーに読みたい方には、本作絶対にお勧めです!