第8話 おねしょの女神とのピロートーク
目を覚ませば、そこは朝日が差し込むベッドだった。
隣には、陽だまりのような笑みを浮かべながらこちらを見つめるおねしょの女神。
「ふふっ。お目覚めのようね。もうっ、底なしなんだから」
少し呆れたような表情がまたたまらない。
毛布からチラリと覗かせる白く無防備な肩を見れば、毛布の下もきっとパラダイスなのだろう。
「そんなに激しかったか。よく覚えてねぇよ」
「しばらく満足に体が動かせそうもないわ」
「ま、かつてないほどのスッペクタックルな冒険活劇だったからな。俺の勇姿、しっかり見てたろ」
「そうね。ニートなお顔に似合わずカッコ良かったわ」
「ひとこと余計だ」
「うふふふっ♪」
「ったく、お前とのやり取りでさっそく疲れた。まだ眠いから二度寝する」
「あら。そんな暇はないわよ。あなたの冒険はまだ始まったばかりなんだから」
「へ?」
「あなたはまだショウ・ベンジーの一部分……オモラシア大陸を掌握したに過ぎない。おねしょの呪いを解くにはまだまだおしっこ系ヒロインのハーレム淫紋が足りないわ」
「マジかよ。まだ働かせるのかよ」
「次の冒険先はよりデンジャーなヒロインが集まるアウトローたちの巣窟、オネション州よ♪」
「デンジャーなヒロインって、今まで出会った女も相当デンジャーだったぞ」
「デンジャーの比が違うわよ。想像を絶するようなスパイシーヒロインがひしめき合ってるところなんだから」
「なおさら気が乗らねぇなぁ」
「どうせヒマなんでしょ。このニート」
「うるせえ」
「でも、せめて今日一日くらいは休ませてあげてもいいかな」
「さっきからどうしてお前が上から目線なんだよ」
「だって女神だし」
「やれやれ」
何はともあれ、明日からまた尿意とカタルシスが交差する感動と興奮のシッコアンドスラッシュが始まると思うと震えるぜ!
(あっ、やべっ。催してきやがった)
否。これは武者震いではなく尿意だ。
「あ、ごめんなさい。ちょっとトイレ行って来ていい?」
「マジかよ。俺も行きたいんだけど」
「じゃあ一緒に行く?」
「しょうがねぇな。付き合うぜ。女神との連れションも悪くな……ファッ!?」
毛布からのそりと抜け出したおねしょの女神のあられもない姿を見ることによって、たけしに新たな力が宿る。
(ファー……! ち、力が湧いてくる……! 体の内側からアツき血潮が……!)
その名は「尿意を催す」より、より強力な尿意スキル「超!尿意を催す」だ。
そうか。そうだな。もう逃れられねぇんだな俺は。この能力と共に生きるしか道はないんだろう。
「さ、たけし。一緒にトイレ行きましょ」
「そうだな。あ、ところでさ」
「なに?」
「お前の名前は?」
「おねしょの女神ツレ・ショーンよ」
さて、次の冒険はどれほどの屈強かつ強靭な精神を持った女が待っているのだろう。
だが、どんな女であろうともこの最強スキルがあれば即アヘ即ション。
たけしのショウ・ベンジーを巡る戦いはこれからが本番だ!
最強スキル「尿意を催す」を使えばどんな女も過活動膀胱戦意喪失屈服宣言!絶対服従のいいなり奴隷おしっこ系ヒロインハーレム化計画へようこそ!オモラシア大陸編 モブ俺製作委員会 @hal-ford
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