~キ〇タマに遠隔でデコピンできる能力~ タマキンッ♪
☆えなもん☆
序章 最強たる所以は睾丸にあり
最強! ――漢に産まれたならば、誰もが一度は目指した称号である。
誰よりも重い物を挙げられる肉体。繊細かつ大胆に敵を穿つ拳。獲物を効率よく無力化するための知識。車をも追い越す走力、スタミナ……
ありとあらゆる能力を持った自分……誰もがそれを願ったものだった。
しかし、本来であれば大人になるにつれ夢物語だったと過去の物にしてしまう。
しかししかし! それを手に入れた男がいた。
肉も、脳も、指先に至る神経までもが誰もが羨む最強の構成!!
その男は10年を超える月日、その拳一つで最強の座へ君臨し続けた!
そして、誰よりも漢たる所以。
人類最強――つまり、
故に――股間から立派な玉袋をぶら下げていた。
「――そうして、人類最強と呼ばれ続けた我だ。今では我に挑む者も少なくなった」
最強の漢は、自らの前に立ちはだかる身体の小さなアジア人を見下ろした。
「その小さな体躯で我に挑む勇気を賞賛しよう。先ず、最初の攻撃は貴殿に譲ろう」
自身に溢れた様子の最強の漢は、ポケットから手を出すことすらせずに相手の一撃を待った。
「さぁどんな攻撃を出す。貴殿が今まで培った力を、武を! 用いた一撃を我に与えい!!」
「……」
今まで無言だった身体の小さなアジア人の男は、指で親指の腹に中指の爪をひっかけて輪を作る――つまり、デコピンの構えを取りながら口を開いた。
「俺の能力は、遠隔でキンタマにデコピンできる」
「………………ふえぇ?」
キンッ♪
「んふぐぬぅうううっっ!!!(絶命」
人類最強が入れ替わった瞬間だった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
閲覧ありがとうございます☆ えなもんです☆
一発ネタですが、もし気に入ってくれた方が多ければ連載しようと思います!
~キ〇タマに遠隔でデコピンできる能力~ タマキンッ♪ ☆えなもん☆ @ENA_MON
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます