妄想の生徒会長を救え!
放課後、教室でだらけている3人。タクミ、リョウ、コウジ。
「……彼女欲しい」
「おい、いきなりどうしたんだよ。深刻な悩みでもあるのか?」
「いやでも、そろそろそういう気持ちが湧く年頃だろ?俺たちも青春したいぜ!」
「現実見ろよ、お前ら……簡単に彼女なんてできるわけないだろ。出会いがないってのがそもそも問題だしな」
「だからさ、出会いは作るんだよ!よし、俺が生徒会長役をやる!」
タクミは立ち上がり、両手を腰に当ててキリッとした顔を作る。
「私、生徒会長のミサキです。困っているの、助けてくれる?」
「おお、いいね!生徒会長を助けてみせるぜ!」
リョウは半ば呆れつつも、二人のやり取りを見守る。
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棚の前で困っているタクミ(生徒会長役)。
「あら、この資料、高いところにあって取れないわ……」
「よっしゃ、ここは俺が助ける番だ!」
自信満々で棚に駆け寄り、棚の前で背伸びしながら「よいしょ、よいしょ!」と掛け声を上げる。しかし全然届かない。
「うーん、あとちょっと……」
「おい、なんだよその『よいしょ』って!全然届いてねぇじゃん!」
さらに必死に背伸びして、「ほら、ここが……ギリッギリ……」と頑張るが、足がふらつく。
「大丈夫? もういいわ、椅子を使えばいいのよ」
タクミがすぐ隣にあった椅子を持ってきて、すんなり資料を取る。
「……なにやってんだよ、リョウ。次は俺がお手本を見せてやるから、交代な」
「おいおい、急に厳しくなったな……わかったよ、交代だ」
リョウが生徒会長役に回り、タクミが男子役に変わる。
---
リョウ(生徒会長役)が机で書類を整理しているが、手元が滑って紙がバサーっと床に落ちる。
「あっ、やっちゃった……」
「よっしゃ、ここは俺の出番だな!」
膝をついて紙を拾い始める。
「ほらほら、こういう時に男は頼られるもんなんだぜ! ザザーッと拾って……よし!」
「ありがとう、ほんと助かるわ……」
タクミが手に取った紙に目を通すと、何か異様な文言が書かれていることに気づく。
「おい、これ……なにこれ?」
紙には“次の標的リスト”というタイトルと、物騒な名前が列挙されている。
「次の標的リストって、なんでこんな物騒なもん持ってんだよ!?お前、実はヤバいやつなのか?」
「あら、見ちゃったのね。これは秩序を守るための『清掃リスト』よ」
「いや、怖すぎるから!生徒会長ってもっと学校の平和守る立場だろ!?」
「お前ら、何のコントやってんだよ……ちょっと怖くなってきたぞ」
「生徒会長はただ学校の秩序を守るだけよ」
「でも見られてしまったからには君も清掃しないとね」(ニコッ)
「いやいや、ニコッてする場面じゃねえんだよ!」
---
一通り妄想劇を終えた後、3人が再び顔を合わせる。
「よし、これで生徒会長の信頼も得たし、いよいよ生徒会室に突撃するぞ!」
「おう、これで俺たち彼女できるかもな!」
「お前ら、さっきの妄想に引きずられすぎなんだよ……でもまぁ、行ってみるか!」
「よし、やる気出して生徒会室まで行こうぜ!」
「そうだ、俺たちの青春はこれからだ!」
リョウはふと冷静になって教室を見渡し、気づいたように言う。
「……いや、待てよ。うち男子校じゃねぇか……」
その言葉でピタッと止まるタクミとコウジ。
「……マジで?」
「ああ、じゃあ今の妄想なんだったんだよ……」
しばしの静寂が訪れた後、全員が脱力して笑い出す。
「まぁ、男子校でもこういう妄想してるだけで青春だよな」
「ああ、実際に彼女がいなくても、妄想で青春は作れるんだよ!」
「俺たちの想像力だけで、無限に青春楽しめるってことだな!」
「いや、そもそもこれで満足してる時点で終わってんだよ……」
【あとがき】
私の好きなアニメに「男子高校生の日常」っていうコメディがあるんですが、その中で主人公たちが学校で彼女を作る方法を考えるって話があるんですよね。色々考えて実行しようとするんですが、「うち男子校じゃねえか……」っていうオチで終わるって話です。
それで今回はAIくんにそんな感じの話を作らせようとしたんですが、うまくできませんでした。原因は3つあるかなと思います。
①男子高校生というニッチな感情を理解できていない。
②登場人物が3人以上になると、会話ややり取りが複雑になってしまう。
③ボケとツッコミという文化を理解できていない
また気が向いたら男子校ものに挑戦してみたいと思います。女子校の話もいいかもしれませんね。
AIくんの成長を願って。
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AIに小説を書かせてみたら、プロ顔負けの作品ができるのでは? 葵葉みらい @rural-novelist
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