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概要
氷河期世代の富子の占いがもたらす行方とは
氷河期世代の富子、名前とは裏腹に全く運には恵まれない。大学を卒業し、なんとか中堅の会社に入社したものの、その会社が倒産。その後、契約社員や派遣社員を渡り歩き、50歳目前で、以前から興味のあった占いを独学で勉強し、タロット占い師として、夜の街中にデビューした。占い稼業はそれほど儲かるわけもなく、日々が過ぎてゆく。そんな中、一人の女性が占ってほしいと富子の前に座る。対面する人との心理を読み解く、富子にとっての占いの意味とは……。
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