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西暦2789年、急激に発達する機械技術によりついに地球が崩壊寸前になっていた。石油石炭などの化石燃料は枯渇し、原子力の奪いあいによる戦争が多発、生物兵器や核兵器などの使用によりもはや生物が住めるのは全世界の10パーセントになっていた。日本もそのひとつ、東京は無人都市と化し、道路には戦車、装甲車、死体、などが溢れかえったのはもう20年も昔のことだ。

だがしかし、人類はまだ生き残りたいらしく、生活の場を宇宙に求めたのだ。1部上流階級の人間たちは静止巨大衛星(Giant geostationary satellit)GGSに移民した。太陽からのエネルギーを利用して食物、工業物の生産、果てにはGGSそのものの拡張までこなす。しかも全てAIが制御を担当し人が操作することは無い。夢のような楽…続きを読む