第4話 セルフレジ
「お客様、5番の機械空いております。どうぞ!」セルフレジで会計待をしているお客を誘導している。中には自分の順番に気付かずに立ち止まっている人もいたり…案内役の店員さんも気苦労が多いのであろうと思っている。まだまだ国民全員がセルフに慣れている訳ではないのでレジの操作に戸惑う人もいる。私だって初めて使う機械に戸惑う事もある。人件費を考えなければ以前の姿の方がスピーディーで良かったのではないかとも思ったりもする。
大手スーパーならば生活一般に必要なものはそこで用足りるのだから便利になっている事は確かなんだろう。しかし、人間対人間の触れ合いは減っている気がしてならない。私が子供の頃、50年位前は商店街で母と姉と良く買い物をした記憶がある。◯◯銀座とかいうアーケードのあるようなものでは無かったがそれで事足りていたんだろう。肉屋、魚屋、八百屋、乾物屋、金物屋、文具店、洋品店が有ったらもう合格の町だった様な思いである。それから半世紀、社会の変化の中で家族構成も変わりいわゆる核家族となりそしてその先は独居になって行くのであろう。何だかつまらなくなってしまったなあと漠然と感じる時が増えたのも事実。自身の老化に伴うものなのか?ある程度現実社会を経験したからなのか?自分でも分からない…
せめて自分の身近な人達が喜怒哀楽をもう少し出して行けるような日常が欲しいと願っています。
見ない聞かない話さない @super-dreamer
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