追放された魔法がマニアの令嬢が紡ぐ、新たなおとぎ話
- ★★★ Excellent!!!
生まれて間もない妹に呪いをかけたとして、住んでる家を追い出されて魔女のいる森に住むことになった令嬢、レゼフィーヌ。
妹に呪いをかけたなんてデタラメ。なにも悪いことなんてしていないのに、かわいそうな話です。
しかし、これで落ち込むレゼフィーヌではありません。
それどころか、魔女のところに行けることにワクワク。なぜなら彼女は魔女や魔法が大好きな、魔法オタクだったから。
罰どころか、嬉しいご褒美だったのです!
それから数年経って、レゼフィーヌの元を訪ねてきたのは、王太子のシルム。
以前からレゼフィーヌのことが好きだったシルムは彼女に求婚しますが、急にそんなことを言われてもと、戸惑うレゼフィーヌ。
王子様と結婚して幸せになるのはおとぎ話の定番ですけど、はたしてレゼフィーヌはどんな選択をするのか?
シンデレラや眠れる森の美女など、おとぎ話のパロディが豊富で、読んでて楽しい作品です!