背筋を伸ばして、大地を踏みしめている作者の姿を想像します。でもこの方の本当の強さは、心の消化器系の強さだと思うのです。反芻し、血肉とし、それでも消化できないものは摘出したうえで、忘れないように見えるところに置いておく。忘れることは簡単だけれどなかったことにはしない、そんな感じ。軽やかだけど力強い作品ばかりで。惚れました。
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