だった。
×× ×× ×× ××
「後10分、か」
『そう……あれから1年になるのね』
「……俺。あの日から、ちょっと変わったみたい」
『どんな風に?』
「ギターの音、ちょっとだけ聞き分けられるようなったし」
『あぁ。あのギタリストさん、曲ごとに持ち変えるもんね』
「卵はもう破けんし」
『偏食は、気になるけどね』
「なんと、ジムに通い始めたんやで。驚きやろ」
『頑張ってるよね』
「あとは…………[独り言]が、多なったな」
『…………そうね』
「俺、これからも君の好きな物を追うよ」
『もう、側には居られないのに』
「まだ……過去には出来んから」
×× ×× ×× ××
だった。 哀しき豆腐メンタル @tomen
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます