君の好きな場所



×× ×× ×× ××



「相変わらず……この坂キツ」



『つらそうね。歳じゃないの?』



「はぁ……体鍛えなあかんよな……。

爺さんになっても、上らなあかんから」



『ストイック』



「それくらい、やめられんな。この景色は」



『これだけ工場夜景が見渡せるの、貴重よ』



「……教えてくれて、ありがとう」



『いいの。私の好きな展望台』



×× ×× ×× ××

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