第3話 結局邪神の力って何?

「あなたに2つ選択肢を上げるわ。」

「一つは私があなたを殺さずあなたがのうのうと生きること。もう一つは、私の仲間になって一緒に人間を殺すこと。どっちが良い?」

「私は、麗華を助けたい。だから!のうのうと生きようが何であろうが、あなたの仲間にはならない!」

「…優しいわね(小声)」

「何か言った?」

「いえ、なんでもないわ。それより、あなたの選択は私があなたを殺さずあなたがのうのうと生きること。これで良いのかしら?」

「うん。」

「なら私はここから去ろうかしら。ここに居るとめんどくさくなりそうだし。」

「それじゃあね。真紀。次会うときはどちらかが死ぬわよ。」

そう言い残し、私は学校から出て、裏山に向かった。そこに小さな小屋があった。そこに入り、床に座ってため息を付いた。

「はぁ。」

『らしくないぞ麗華よ』

(えーなんで頭の中で声がするのー?)

『我だ。アブソリュートだ。』

(え、私が取り込んだんじゃないの?)

『我はたしかに取り込まれた。だが、意識だけはなぜか貴様の魂にくっついてしまってな。こうやって話しかけることしかできぬ。いわば貴様の相談役だ。』

(へーじゃあ聞きたいことがあったんだ。)

『なんだ?』

(邪神の力って結局何なの?)

『簡単な話、邪神版の能力だな。我の能力これ以降権能と言わせてもらう。我の権能は捕食。物を喰らうことで得られるエネルギーを力に変換する権能だ。何も喰らわなければ5分しか持たぬが、物を喰らい続ければ最大3時間は権能を使い続けれよう。だが貴様は5人分しか喰らわなかった。だから権能が切れたのだ。』

(成程ね。有益な情報をありがとう。けどそれだと邪神にしては弱くない?)

『我ら邪神は魔王と言う覚醒段階を作り、それになることでデメリットを無理矢理無くしていた。貴様もなろうと思えば成れるぞ?覚醒の条件は満たしている。』

(参考までに覚醒の条件は?)

『邪神の力を使い5人以上殺害すること。また、その中に聖職者系統の能力者を含むことだな。貴様はどちらも満たしているだろう?』

(確かに。魔王に成る場合ってどうすればいいの?)

『まず心の中でこう念じろ。"ステータス"とな』



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あとがき

邪神の力って何なんでしょうね。

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”「調理」の概念がない世界で焼き肉で世界を救う”という小説も連載しているので是非見てください!

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能力で人生が決まる世界で能力じゃなくて邪神の力をもらったので魔王に成って世界崩壊させます。 翡翠 @karucom

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