第2話 邪神の力
「…魔剣 テンプテーション」
その一言と共に、麗華の眼の前の空間が破れ、その中から禍々しい見た目の剣が現れた。
「な、何なんだその剣は!?」
衛兵が叫んだ。だが、そんなことはどうでもいい。今はこの剣の使い方さえ分かればいい。私は剣を掴んだ。その瞬間、剣の使い方が頭に流れ込んでくる。成程。こう使えばいいのか。そう思い、剣を振った。その一撃で衛兵の一人の上半身が無くなった。嫌、剣が喰ったようだ。剣を伝って私に衛兵の血肉が流れてくる。気持ち悪い。吐きそうだ。
「オェッ」
「き、貴様!人を殺しておいて嗚咽で済むとでも思っているのか!?ここで再起不能にしてやるよ!!」
その言葉とともに周りを囲っていた衛兵たちが各々の武器を持ち、能力を発動せせる。
「”剣豪”よ!我に真なる剣を!」
「”賢者”よ!我に魔を滅する力を!」
「”聖職者”よ!我に邪なるものを祓う光を!」
「”狂戦士”よ!我に眼前の物を壊す力を!」
「はぁ、めんどくさいな。」
もう全部喰っちゃおうかな。ちょうど使ってみたい技あったし。
「…
その言葉を発したと同時に、衛兵たちの姿が消え、残ったのは彼らが持っていた武器だけだった。
「「「うわああああ!!」」」
隣から悲鳴が聞こえる。周りから悲鳴が聞こえる。私はそれを気にも止めずに司祭の前に歩みを進めた。
「な、何がしたいのだ!?貴方は!?」
「何がしたいって、簡単ですよ。あなたを殺し、この街を壊します。」
「そのようなことをさせるわけには行かな__」
「めんどくさいですね。」
剣を振った。司祭の上半身が無くなった。
司祭さんがなにか言いたがってた気がしたけど…まぁいっか★
「さて…真紀?」
「な、なんですか?」
「あなたに2つ選択肢を上げるわ。」
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あとがき
いっつもこんな終わり方になることをご了解ください。
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”「調理」の概念がない世界で焼き肉で世界を救う”という小説も連載しているので是非見てください!
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