読みやすい小説ってなんだろう?~底辺作家のための行間革命!
さて、底辺ネット作家のみなさん、今日も「なんで誰も読んでくれないんだろう…」って原稿眺めて頭を抱えてませんか?ええ、ボクもです。
って言いたいところですが……自分の創作論を実証すべく最近実験的に書き始めたザ・テンプレートな小説
神託ダンジョン〜いじめられっ子の無双配信ライフ〜
https://kakuyomu.jp/works/16818093087672981866
がなんと公開から2週間ちょいで、⭐️74/フォロワー258/PV13000になりました!うれしい!まったく想定外というか……アイデアやオリジナリティも大事だけど、市場に合わせる創意工夫って大事なんだなって実感しておりますよ。
正直、ウケてる理由は作者にもよくわかりません!
でもね、ブックマークとPVが増える理由を自分なりに分析しておもったのが、テンプレだからってことだけじゃく
「そもそも書き方にも要因があるんじゃないか?」って思ってきたんですよ。
そこで今日は、読みやすい小説とは何なのか、ネット小説で大事な“読みやすさの工夫”について語ってみたいと思います。
そう、テーマは 行間!改行!余白! これが読者を引き込むカギかもしれないんですよ!
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『ヒット作の秘密、それは“行間の魔術”!』
まず、ボクたち注目度が低い底辺作家が気をつけるべきは、ずばり “読みやすさ” です。
ヒットしているネット小説を読んでみると、何と言ってもスイスイ読める。これ、すごいですよね。
目線が気持ちよく上から下に流れるように工夫されてるんです。
たとえば、普通の小説なら4~5行くらいの文章をブロックで組むのが基本ですが、ヒット作をよーく見てみると、平均2~3行程度の短いブロックで組まれてることが多いんですよね。
長くなったら改行をこんな風に3行ほど空けて、次の文章への余白を作る。
これが鬱陶しくない程度に“ほどよく”配置されてる。いや、こんな地味なテクニックが意外と効果抜群なんですよ!
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『比較してみたら一目瞭然!同じ内容でもこんなに違う!?』
たとえば、流行りの「追放系」のプロローグを書くとします。普通の小説だとこんな感じ。
〜プロローグ〜
「お前にこれ以上、王国の剣を握る資格はない。今すぐ城を去れ!」
辺境の小村で鍛えた剣術を認められ、夢見た騎士団に入団したのも束の間、主人公ライゼルは信じていた仲間たちに裏切られ、王都から追放されることとなった。剣術は華やかさに欠ける凡庸なもの、与えられた天職は「魔物回収人」という下層職。そんな自分を「無能」と嘲笑する声を背に、彼は故郷へ帰ろうとする。
しかし、追放された彼の胸には、静かに燃え続ける復讐の炎が宿っていた。「魔物遺物回収人」という職業には、人間に隠された強大な力を引き出すレアスキル職
「お前の無能さを決めたのは奴らだ。本当にそうか、試してみる気はないか?」
名誉を奪われ、全てを失ったライゼルは、自らの運命を掴み直すための旅を決意する。追放の先に待つのは、無双への道か、それともさらに深い絶望か――。
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これ、小説の冒頭としては十分にわかりやすいし、内容もシンプルですよね。でも、ネット小説でヒットしてるやつって、こうじゃないんですよ。
表現がもっとラフで感情的かつ、行間を活かした“語り”が効かしてある。
たとえばこんな感じ。
〜プロローグ〜
「お前にこれ以上、王国の剣を握る資格はない!今すぐ城を去れ!」
……いやいや、何言ってんだ、こんなに働いてきたのに?
城の大広間でライゼルは呆然としていた。信じていた仲間たち、いや、元仲間たちが冷たい目を向けている。
「ははっ……冗談だろ?俺、昨日も普通に任務こなしてたよな?」
「冗談だと思うか?」
騎士団長が冷たい声で言い放つ。その手には、これ見よがしにライゼルの“解雇命令”が握られていた。
「お前の剣術は地味すぎる。王国の騎士には相応しくない。そして“魔物遺物回収人”などという職業も――」
「な、職業差別すんなよ!世の中を綺麗にしてるんだから」
思わず突っ込むライゼルだが、誰も笑わない、フォローしない。
そして、場の空気も最悪。
「……ちっ、わかったよ。行けばいいんだろ!」
ライゼルは剣を床に投げ捨て、城を後にした。
――それから数日後。
「俺が
追放され、故郷へ向かう途中で偶然出会った賢者から、驚愕の真実を知らされる。
「お前のスキルはゴミ集めではない、魔物遺物から力を引き出し新たに錬成する秘術が備わったスーパーユニークスキルだ」
「え……?追放された俺、実はすごいスキル持ちだったってこと?」
「……まだ何も活かせておらんが、これからワシが仕込んでやろう」
皮肉っぽく言い返す賢者に、ライゼルは不敵に笑った。
「なら、やってやるさ!見返してやるんだ、あの連中を!」
こうしてライゼルの旅が始まった。
追放の先に待つのは、無双の力か、それともさらなる波乱か――。
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おわかりいただけただろうか。
同じ内容でも行間をしっかり使い、微妙に一人称テイストの語りを混ぜることで、一気に主人公に寄り添いやすくなってるんですよ。
これが!ラノベ読者の目をスイスイ流れる「読みやすさ」の秘密なんじゃないかと思うわけです。
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『底辺作家が目指すべき“行間革命”!』
じゃあ、ボクたちもこういう工夫を取り入れてみようじゃないですか。具体的には、以下を意識してみると良いかも。
改行を多用する: 長文はNG!文章は2~3行で小分けに。
余白を作る: 長い文章が続いたら、改行を多めに入れて読みやすさを確保。
ラフな語り: 三人称でも、一人称っぽい軽い語り口を混ぜると親近感UP!
主人公に寄り添う: 主人公の心情や独り言を多めに描写する。
「短い会話のテンポ感」「擬音や感情表現の使い方」の工夫。
これ、意外と簡単そうに見えて難しい。でも、工夫すれば「お、読んでみようかな?」と思ってもらえる可能性がグッと上がりますよね。
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結論:『読みやすい小説は、行間で勝負!』
というわけで、ボクからの結論はこれ。「ネット小説で成功するには、“読みやすさ”を極めるべし!」ってことです。
内容がどれだけ面白くても、行間や改行が雑だと、読者の目には止まりにくい。だからこそ、視線がスムーズに動くような工夫が大事なんです。
ボクも、これから書く原稿では改行や余白にもっと気を使ってみようと思います。
みなさんも、ぜひ自分の小説をちょっと読み返して、行間革命を試してみてください!読みやすい小説を目指して、一緒にがんばりましょう!
ネット小説家になろう!底辺作家の徒然コラム 月亭脱兎 @moonsdatto
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