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まさか、神聖な祠がアレだなんて……。想像の斜め上を行く展開、また展開。面白かった!
山で迷っていた主人公。極限状態の彼はある祠に辿り着きます。いい香りのするこの祠……食べられるぞ!祠がお菓子のように美味しい。祠を平らげ無事に下山できた彼。そして、彼の好奇心と食欲は他の祠にも向かいます。 祠壊し。まさか、食べるとは……まさか、お菓子とは……新しいスタイルの壊し方です。 食と言う人の欲にブーストが掛かると、こんなにも恐怖を感じるのだなと。『奴』の誕生前日譚。背筋にヒヤリとしたものを感じました。
お菓子でできた祠を食べてしまった『僕』。その日から『僕』の世界は一変してしまった。周囲には、お菓子。『僕』の食欲——、甘いものへの欲求と食は止まらない。「ごちそうさまでした」「ごちそうさまでした」「ごちそうさまでした」果てはどこにある?
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