ハッピーネットワーク廃刊!
第57話
ハッピーネットワーク廃刊!
そんな私が待ち望んでいた日がついに来た。
2021年3月25日、主宰原田氏は次のような文章を発表した。
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/hapine/
ご訪問ありがとうございました。
投稿雑誌「ハッピーネットワーク」は2023年8月に廃刊する事になりました。
新規の会員さんの募集はストップさせて頂いております。
折角ご訪問下さったのに申し訳ありませんでした。
ハッピーネットワーク 原田 恒和
今が2021年なのに2023年と書くのは、次の理由が考えられる。
1.2023年8月は1993年8月にハッピーネットワークが創刊してから30周年にあたる
2.原田氏は現時点で購読料を返還する意思はなく、今の段階で契約している(最長2年)を待って廃刊とする。
というのでそれが切りがいいと判断したと思われる。もちろんそれが違法ではないのは言うまでもない。
が、私としては「ここで悪運が尽きたか」というのが正直な感想だ。
というのは、2010年以降ハッピーネットワークは毎年業績が対前年比を下回り
特に直近10年間でパーセンテージにして2桁割れがその中で7回あり、うち4回は2020年まで連続であった。
普通の会社であれば3年連続減収減益なら関係者は更迭されて事業は撤退となる。
またその10年間で参加者やページ数は1/4にまで落ち込んでいる。
原田氏は郵便局員の他はアルバイトしか職歴がないようだが、一度でもまともな会社で会社員として働いたならば
10年連続減収減益でしかもサービス規模が1/4になったなら、どう考えても「撤退」以外の結論はないと考える。
事実ハッピーネットワークを支えてきたのは、主婦や学生たちだが、ここ10年間で彼らの環境は激変した。
まず「専業主婦」が大幅に減った。私が詩の同人をやってた頃にハッピーネットワークのシステムに反対したのは
主としてサラリーマンやOLなどの「勤労婦人」だった。主婦でもパートなどの兼業をしている人は
未婚か既婚かに関わらず原田氏のやり方に反対した。
そして一人一人の年収が減る中、主婦も学生もアルバイトに明け暮れ、今の大学生は半数近くが奨学金を受けている。
この結果趣味に費やすお金が減ってしまった。
更にこれがハッピーネットワーク最大の要因だが、インターネットでつながりができる、自分の作品が発表できる
となるとわざわざ原田氏を介して参加しなくても自分で安価な費用で作品を発表できる。
これがハッピーネットワークの最大の没落要因である。
あえて言おう!「原田恒和はビル・ゲイツに負けたのだ!」と!
そのマイクロソフトでさえ、今や落日に差し掛かっている。
デジタルかアナログかというよりも、原田氏のシステム自体が1993年当時としてはうまくいったが
2021年では陳腐化してやっていけなくなったのだ。それにつきる。
時代が変わったのにいつまでも同じやり方をやっているのでは、この時代では容赦なく廃業になる運命だ。
そのことをしっかりと読者諸君は心に留めておいてもらいたい。
リーダーズダイジェストは日本で通販事業が伸びなかったのは高すぎる郵便料金であると批判していたが
それが実現するのは平成に入ってからの事である。
なお、これでハッピーネットワークの廃刊が決まったため、郵便法第25条及び第22条第3項の規定により
ハッピーネットワークは第三種郵便の規定を満たさなくなったため、第三種郵便の認可は取り消しとなった。
リーダーズダイジェスト日本征服計画 細川智仁 @hosokawa666
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