第2話 戦場シリアのアマゾネス。

朝に、インスタグラムが鳴った。出てみると、美貌の女性からだった。「こんにちは。」と挨拶してきたのだった。

彼女は、以前、僕が、セレブ女性でモデルのようだったので「いいね。」を点けた女性だった。自己紹介をする。僕は、日本人であり、本名を述べた。彼女の名前は、ファニーさん(仮名)という。ファニーさんの生い立ちは、出身は、アメリカ合衆国で、38歳。独身。シリアのダマダスカルで、国際任務に就いている兵士だと言う。母親は日本生まれで、彼女は、カリフォルニアで育った。8歳で両親を交通事故で、亡くし、兄弟もいなく、強く生きてきたという。13年前から兵士になり、ここ2年間は、シリアで、兵士をしているとのこと。

「現在、シリアの情勢は、悪いですよね。命がけでしょう。ファニーさんは勇敢ですね。あなたは女性ですから大変だと思います。」

「はい、まさに命がけです。私は、この任務は、大変だと感じています。3年後に、仕事を辞めて、民間人として暮らしたいと思っています。皆さんの協力を求めています。これから、大変重要な話をします。5分間お付き合いください。」

「ハイ。いいですよ。でも、僕は、精神障碍者で、施設に住んでいます。協力はできませんが、アドバイスならできることを了承してください。」

「私の友人、私は、シリアの、タリバン政権下の、ダマダスカル市に救出しに行ったとき、彼らが所有する莫大な資金を見つけました。仲間でそれを分けてから私の取り分の500万ドルを手に入れることができました。この資金は箱に入れて、シリアの警備会社に預けてあります。」

「あー、お金の話はご勘弁ください。でもそのお金の入った箱は、警備会社に預けたのですね。ならば安心です。」

「興味があるなら聞いてください。この箱は、外交官宅配サービスとして、あなたの玄関先に宅配されます。箱の中身は誰も知りません。」

「やめてください。大金はいりませんね。あなたが大切に使ってください。」

「いいけど助けてくれませんか。あなたのお仕事は何ですか。」

「僕は精神障碍者です。施設に住んでいます。小さなグループホームに住んでいます。済まない。無理です。わかってください。」

「でも私が仕事を辞めるために助けてください。明日退職して日本に戻れることができるように、車を買ってもらえませんか。もし聞かなければ、私は死ぬでしょう。どうか助けてください。」

「あんまりだー!頭おかしくなる。僕には無理です。他の人を探してください。」

「いいえ。愛しい人。あなたにはお金があるからお願いするけど、それにHがあるよ。」

「信頼関係もないのに。僕はまじめです。やめてください。もういいよ。ほかの男を探してください。頼りになる男がいますよ。ファニーさんが、インスタグラムをやっている限り、見つかります。大丈夫です。」

「私を助けられないのですか。はい、か、いいえ、か。」

「済まない。いいえです。男はたくさんいます。僕は精神障碍者。強い男はいくらでもいる。その男に頼ってください。」

「~😢😢😢~涙~。」

「泣かしてごめん。僕なんか無理です。現実に無理ですね。さようならです。」

「わかった。」

「お元気でね。さようなら。」

「わかりました。愛する友人、私は」

「あなたのかわいらしさに触れた気持ちです。話してよかった。ありがとう。無事を祈る。」「かわいい女。」

「おい。」

ファニーさんは、去って行った。

「ファニーさんに、どうか、ランボーのような、力強い男性パートナーが現れて、ファニーさんを幸せにしてください。」

僕は、祈るばかりです。



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異世界人 トシキマイノリティーライター @freeinlife

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