第4話 突然の侵攻3
ここでは、王妃と王女が別れた後の話を記しておく。
まずリフナだが、この後リモイス島を攻められ、セントラル・パークが完全に挟み撃ちに。
同盟国の助けもあり、一時は押し返すかと思われたが、結局そのまま攻められ続け、侵攻開始4日目にフローストを完全制圧された。
国王は捕えられ、王妃と共に大衆の目前で処刑。
斬首された遺体は道端に捨てられ、慈悲も尊厳もなく扱われた。
リフナの国民は奴隷同然の身分まで落とされ、渡来したリグリアント国民やその同盟国民に顎で使われるように・・・
命からがら国外に逃げ切った人も、もう簡単には自国へと帰れなくなり、途方に暮れることになった。
さて、王女、ヴィアーノだが、リグリアント軍が探したものの、結局見つかることはなかった。
ソレシア付近を中心に、最終的にはセントラル・パークの全域が捜索対象となったものの、発見されず。
ヴィアーノは行方不明となってしまった。
亡国物語 華野 香 @yuki-graruda
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