❶【戦雲・三章】登場人物一覧

※本項では戦雲迅く・三章で初めて登場した人物を列記します。それ以前からの登場人物については『⑥【共通・二章】登場人物一覧』をご覧下さい。


【三原(芳野平野)勢】

[三原家]

・三原図書助容久かたひさ(35)

 芳中国守護代、三原家当主。公家然とした容貌の凡そ武士らしからぬ容貌をしている。

 長年、同じく守護代の実野氏と争っている他、西の国境で隣国芳後国との係争を抱えているものの、自領の兵を動かさず配下の国人達に対応させて来た。


勝間田久実かつまたひさざね(23)

 一介の声聞師であったが見目麗しく、守護代三原容久の寵愛を受け、勝間田氏の名跡と偏諱を与えられた。

 側仕えから現在は家臣筆頭とも言える立場に在るも、領地を持たぬ事から板屋の領地を狙っていた。


[三田寺衆]

(三田寺家)

寺島勝政てらじまかつまさ(39)

 三田寺家嫡男、典道の傅役。典道の戦歴に箔を付けるべく北の谷からの横手侵攻を強く進言した。家中で典道派とも言うべき派閥を作っている。

佐瀬業政さぜなりまさ(43)

 三田寺家重鎮。典道派で寺島等と共に横手侵攻を推した。結果として手柄を挙げる事になる若鷹丸に隔意を持つ。

 また、喜田との取引代金の一部を懐に入れていると訴えられている。

・館野義堯(32)

 三田寺家重鎮。かつて山之井へ出向いていた義典の息子。館野家は三田寺家中では中立派。


(真野家)

真野敏幸まのとしゆき(47)

 真野家当主。三田寺と双璧を為す三田寺衆の柱。

 三田寺家当主政道と幼馴染であり良好な関係を築いている。また、豪快な性格で人望も厚い。若鷹丸を気に入っている。


(喜田家)

喜田史胤きだあやたね(27)

 喜田家当主。背丈が五尺半(165cm)近い偉丈夫で、三田寺衆では山之井広泰に並び称される武人。

 山間で貧しい領地に炭の売買の手法を提供してくれた若鷹丸に感謝している。

 引っ込み思案の嫡男、陽千代を心配し、若鷹丸に預ける。

喜田陽千代きだはるちよ(9)

 喜田家嫡男。父譲りの体格で周囲に敵う者の居ない環境で育った為か、何事にも後ろ向きで意欲が無い様に見られている。

 それを心配した父に武者修行の如く山之井領に送り出される。


(山之井家)

・高丸(30)

 誠右衛門の長男で霧丸の長兄。

 横手の戦いでは敗走する中、狭邑行和の遺体を守り通した。


(旧板屋家)

・板屋光潤(39)

 板屋宗潤の弟で板屋城を預かっていたが、実際には権力は持たないお飾りであり、政務にも関わっておらず、板屋氏の裏切りも知らされていなかった。

 北の谷の戦いの後、山之井に下る。板屋庄の寺である潤慶寺の住職を兼ねており、その人柄も相まって板屋郷の領民からは厚い人望を得ている。

 

・嘉平

 入谷郷の年寄。北の谷で若鷹丸に協力する。

・昭三

 板屋郷の年寄の弟。腕っ節に優れる為に戦では兄の代理として立つ事が多く、北の谷の戦いでも同様であった。嘉平と共に若鷹丸に協力した。

・昭太

 板屋郷の年寄。自分よりも人望を集める弟昭三に思う所が有る様子。


[小高衆]

(小高家)

小高晴賢こたかはるかた(34)

 小高家当主。小高衆の寄親で、西部国境で芳後国からの侵攻を防いでいる。

(山岸家)

山岸盛晴やまぎしもりはる(26)

 山岸家当主。山之井領と新たに境界を接する事になった領主。ともすると暗く投げ遣りな人物に見える。

・高平某

 板屋領と山之井川の下流で領地を接する山岸家の配下国人。


[宇津衆]

(宇津家)

宇津斉之うつなりゆき(29)

 宇津家当主。宇津衆の寄親。


[実野勢]

実野主計助容宗みのかたむね(36)

 実野家当主で芳中国守護代。代々実野家は芳中平野への野心を抱えて来たが、当代容宗はその傾向が強い。

 流れ者の武芸者、真倉允容を召抱えてからはよりそれが強くなった。

真倉允容まくらさねかた(42)

 出自不明の流れ者の武芸者。実野容宗の信頼を勝ち取り、軍師的な立場を得る。あちこちで火種の元を仕込んでいると言うが……

・荒井容秀(38)…実野氏の重臣荒井氏の当主。幼い頃から守護代容宗の右腕となるべく近習として仕えて来た。新参の真倉允容を重用し、その勢力が拡大する事を快く思っていない。


(横手家)

・横手広平

 横手家先代当主。若鷹丸の横手館奇襲に際し、腹を切る事と引き換えに孫や領民の命を救う。

 実野家の振る舞いに思う所が有った模様。

・横手某

 横手家当主。北の谷の戦いで、若鷹丸率いる軍勢の奇襲を受け討死。

・横手清

 彦五郎、駒、孫三郎の母。川出氏の分家の生まれだが、守護代の養女として横手へ嫁いで来た。

 横手館陥落後は長男を頼って実野へ戻った為、駒からは見捨てられたと思われている。

・横手彦五郎

 横手家嫡男。小姓として守護代容宗に近侍している。

・横手駒

 横手家長女。横手館の襲撃に於いて、若鷹丸に捕らえられる。

・横手孫三郎

 横手家次男。横手館の襲撃に於いて、若鷹丸に捕らえられる。

・横手経貞

 横手家分家当主。忠義に厚い人物で、当初は山之井へと連行される駒と孫三郎に同行しようとしたが、駒と若鷹丸の言葉を受け横手へ留まる。城下に屋敷を持つ。

・里

 駒と孫三郎の面倒を見る侍女。横手の豪農の生まれで二人が山之井へ連行される際にも同行する。




山の民

・壱太生地師

・慶次生地師

・兵六病に臥せっていた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

瑞雲高く〜戦国時代風異世界転生記〜資料集 わだつみ @24zm

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る