第十七話(2)

「小型魔獣を喚び出す陣がもとになっていると思うんだけど、どうして報告書通りに描かなかったんだろう。召喚の陣では道をあけたあと、閉じるのが基本なんだ。常にドアをあけたまま異界とつなげておくのは危険だし、魔力消費も激しい。それに、この陣はいまのアルセレニアの自然魔法力だけでは起動しないから、それ以外の魔力の供給が必要なんだけど……使用者の貯蓄魔法力を使う記述になっているから、つまり、この陣を書いた人の魔力を延々と消費し続けることになる」


 私はディオの説明を理解しようと、彼の言葉に意識をかたむけた。

 一般に、現代の私たちが魔法あるいは魔術とよぶものは、自然界に存在する魔法力、あるいは魔力とよばれるものを使用するものだ。む、というのは空気中にある魔力を結びつけるような感覚で、魔力を編むためには魔力を感じることができなければならない。魔力を感じるためには肉体が魔力を受容する必要があって、その受容力を持つこと、なおかつ魔力を編める程度の受容力があることを、一般的に魔力を持つ、魔力がある、などと表現する。ディオが用いた貯蓄魔法力という言葉はつまり、私たちの体内に受容され、蓄積されているぶんの魔力を意味している。

 私たちが自分の身体にとどめておける魔力の量には個人差がある。貯蓄できる魔力量が多いほど扱える魔力の量も大きくなり、たとえば、私は風の魔力で自分を守る程度の障壁をつくるのがせいぜいというところ、シャルノンは邸ひとつをすっぽりと覆うような結界を簡単に生成できる、というような具合だ。

 そして基本的に、貯蓄の許容量を超えて魔力を吸収することはできないのだが、一定の条件のもとで過剰摂取が発生する場合がある。たとえば、魔力濃度の高い場所に長時間滞在するとか、魔力が放出される状態の魔石に触れ続けるとか。

 子どもに多い魔力熱も魔力の過剰摂取が引き起こす症状のひとつで、これは魔力の過放出による反動で過剰摂取が発生し、発熱や倦怠感などを引き起こす。ただ魔力熱の症状は過剰に摂取した魔力が排出されるまでの短期間に起こるもので、命に関わる病ではない。

 むしろ危険なのは過剰摂取よりも過放出だ。魔力熱の例でいうと、過放出による生命の危機を回避するための防衛本能として、過放出の直後に魔力の過剰摂取が発生する。息を吐ききったとき、自然と空気を吸い込むような、あの感覚に似ている。

 魔力を編めるか編めないか、それだけの受容力があるかないかは別として、魔力はすべての人間に宿るものだと言われている。そして魔力が枯渇し、まったくゼロになったとき、人は死にいたる。また体内の魔力濃度が低いと、心機能や内臓機能が低下する。体内の魔力濃度が低すぎる状態が続けば、次第に衰弱し、生命維持が困難になる。


「魔導師なみの魔力量があったとしても、一週間もすれば体調不良を起こすよ。ひと月続けば命に関わる」


 ディオのつぶやきを聞きながら、私も地面にえがかれた魔術陣を見つめる。さっきよりもだいぶうすくなって、もうすぐ見えなくなってしまいそうだった。

 この模様のどれがどういう記述なのか、残念ながら私にはさっぱりわからなかった。


「そもそもどんな目的でこんなところに陣を?」

「筆跡がぎこちないから練習かもしれないけど……」


 言いかけてディオが身を乗り出し、陣の一部をのぞき込んだ。

 ディオが手にした枝で陣を突くと、陣が青い光を放ってふたたびくっきりと浮かび上がる。ディオはだまって陣を見つめていた。


「テシア導師」


 ディオによばれて、シャルノンが彼が枝で示した部分をのぞき込む。私とカティア様も首を伸ばしてのぞいてみるが、だからといってなにがわかるわけではなかった。


「この右上がりにはねる癖……ポレット導師の描き癖に似ています」

「たしかに」

「でも、彼女がこんなたどたどしい陣を描くはずはないから……ポレット導師が書いた陣を写したのかもしれない。導師が関わっているなら納得できるかも。ここも、ここも、まちがいにしては、改変の処理が適切なんです」


 だんだんと声に興奮を帯びながら、ディオが私を振り返った。


「つまり、まちがいじゃないんだ。これは微量の瘴気を放出し続ける魔術陣なんだよ」


 イリア・ポレット導師。王国魔導師のひとりで、実家は子爵家、大人しそうな印象の女性ということしか知らない。年ごろは三十代か四十代になるか、そのくらいだと思う。

 王国魔導師として登用される際、貴族である場合は、家長及び継子けいし以外はあらゆる称号を捨てることになる。同じく王家直属として扱われる騎士たちが家名や称号を重んじるのに対し、魔導師はあくまで個人として国家に忠誠を誓うのだ。

 王国魔導師の椅子は現在のアルセレニアには四つしかない。彼らは国王陛下の相談役であり、アルセレニアの頭脳である。そこに私欲をはさんではならないし、いかなる権力とも結びついてはならないとされている。


「それって、神殿が瘴気をばらまこうとしているってこと……?」

「そう考えられますね……」


 私がつぶやくとカティア様がぽつりと同意した。

 そうだとしたらポレット導師の行為は大問題だ。自発的に協力したのか、はたまたおどされたのかはわからないが、特定の権力に肩入れしたことになる。

 しかも彼女がつくったのは毒性のある物質をばらまくための魔術陣だ。それをもし神殿が国家転覆のために使用したとなれば反逆罪に問われるだろう。あくまで研究者の域を出ないディオと、王国魔導師を務めるポレット導師では、責任の重さがちがいすぎる。


「微量の瘴気を吸い続けたら、たとえば、どんな症状が出るの?」

「個人差が大きいけど、咳、頭痛、発熱、悪心おしん、めまい、倦怠感……だいたいは風邪みたいな症状だと思う。この瘴気の成分だと、ダメージを受けやすいのは呼吸器で、あとは弱い部分に症状が出やすい。かぶれやすい人は皮膚炎になるかもしれないし、持病がある人はそれが悪化するかも」

「命の危険は?」

「健康な人間なら長期的に浴び続けなければ問題ないよ。でも身体の弱い人や魔力耐性が低い人だと生死に関わる可能性も十分ある。逆に魔力耐性が高ければ健康被害は起こらない。現にぼくは瘴気だらけの異界に入り浸ってたけど、なんともない」


 ディオの説明を聞きながら、私はかがみこんだクラスメイトの顔ぶれを思い出した。私の記憶に残る限り、体調を崩したのはいずれも子爵家以下の生徒だった。

 魔力は遺伝で受け継がれることもあり、個人差や例外はもちろんあるが、魔力量の多寡たかは王族を頂点にしておおよそ身分階級に従うと考えてよい。この瘴気がもし城下に流れでもしたら……


「シャルノン。ひとつ前の時間の話だけど、私が死んだあと、熱風邪が流行したのよね?」

「そうですね。特に城下に広く流行し、一般的な薬品や治癒術が効きづらく、光魔法による解毒……浄化ともよびますが、これが一番効果的でした」


 シャルノンは前髪の隙間から、ちらりと鋭い視線を送って寄越した。おそらく彼はその熱風邪の原因が瘴気にあると気づいていたはずだ。私はシャルノンを軽くにらみ返した。


「あなたは知っていたんでしょ?」

「瘴気毒だろうと思ってはいました。しかし今日日きょうび、瘴気などというものがどこからどうやって湧いて出たのか、それはぼくにも知り得ません」


 悪びれる様子もなく言って、シャルノンは瞳を前髪に隠した。


「光魔法は希少だわ。使い手のほとんどが神職に就くはず。神殿は瘴気をばらまいて病を流行らせ、それを治療することで民心を得る。それに神殿がリリーの身柄をあずかっている以上、彼女の功績は事実上神殿の手柄になる……大僧正猊下の株も上がるでしょうね」


 おそらくそれが神殿――大僧正猊下の狙いで、オルバド侯爵たちの計画であると思われた。計画を実行するとしたら、リリーが王太子妃になってからでは遅い。まことしやかにささやかれはじめたうわさを警戒して、時期を早めて動き出したのかもしれなかった。


「熱風邪が流行したとき、国王陛下もされていらっしゃったのよね」

「……」


 シャルノンは私たちの顔を身まわして、軽くため息をついた。


「陛下はもともとお身体が弱いのです。肉体が自身の魔力量に耐えられず、常に苦痛と戦っていらっしゃいました。よく耐え忍びましたが、しかし、限界というものはあります」


 シャルノンの言葉はまさに青天の霹靂へきれきだった。そう頻繁にお目にかかるものでないとはいえ、私の知る国王陛下はいつも毅然として、とても病弱とは思えない。しかし、たしかに、そう言われてみれば色白で痩せ身ではあるが……すらりとした美男子という印象であって、決して病的ではなかったはずだ。


「先王には七人の王子がありましたが……」


 呆然とする私たちに、シャルノンが訥々とつとつと昔話を語って聞かせてくれた。

 現在の国王陛下の王位の継承順位はもともと第六位だった。生まれつき体の弱かった陛下は療養の目的で王都を離れ、現在王弟殿下が暮らしているルダード公爵領で育ったという。

 この療養が、兄弟の明暗を分けてしまった。先王には正室である王妃のほか、側室が四人、第一王子と第二王子は正室の子で、陛下を含む四人はそれぞれ側室の子、そして末弟の現ルダード公爵は城仕えの女中に産ませた子だった。

 病弱であることあるいは母親の身分が卑しいことから、陛下と王弟殿下は早々に王座争いから脱落した。脱落したふたりを除いて、ほかの兄弟たちのあいだでは、正確には彼らの母親や彼らを支持する派閥によって熾烈な争いが繰り広げられ、血で血を洗う陰惨な事件をも引き起こした。

 そして兄弟同士が潰し合った結果、最終的に陛下に王座がまわってきてしまったのだ。辞退しようにも末弟の現ルダード公爵には放蕩の気があり、これが王になればたちまち国がかたむいてしまう。

 これも定めならばと、陛下は命ある限り務めをまっとうすると誓ってアルセレニアを背負って立つ覚悟を決めた。


「陛下は二人の夫人をめとられましたが、兄弟同士が争わぬように、また自身の体質が遺伝しないようにと非常に気を遣われました。エレイン元妃は当時の大僧正の孫娘で、預言師の血筋といわれるフェンハイト家の生まれ。健康で、魔導師なみの魔力を有しながらも、魔力制御に長けていました。またアリシア妃は当時は伯爵家の娘でしたが、代々光魔法を受け継ぐ家系で、気性も非常に落ち着いていらっしゃいます。しかし残念ながら、エレイン元妃とのあいだに授かったアルヴィン殿下は、陛下の体質を受け継がれていらっしゃいました」


 シャルノンの話を聞いて、私は急にエレイン様がかわいそうになった。身体の弱い子が生まれるかもしれないとわかっていたなら、彼女は生んでしまった苦しみと、死なせてしまった苦しみの両方を味わったはずだ。

 そして彼女の場合、同時期に陛下とアリシア様のあいだに生まれたアレクシス様の存在があった。我が子とアレクシス様とを比較して、アリシア様を憎むこともあったかもしれない。そして自分を責めることもあったかもしれない。健康なアレクシス様と病弱なアルヴィン様、ちがうのは母親だけだ。


「かつては年若くとも時がくれば王となりましたが、現代は学院制度がありますからね。陛下はアレクシス殿下の卒業を待って、王位を譲るつもりでいらっしゃいます。ご自身の身体がこれ以上はもたぬことをご存じなのです」

「それは、大僧正猊下は……」

「ご存じですよ。新王の即位の承認と顕示は大僧正の役目です。根回ししておく必要がありますからね。ちなみに陛下の体質を含めて事情を知っているのは側近のほか一部の人間だけです」


 「なので、この話は」と言って、シャルノンは結んだ口の前に人差し指を当てた。


「あの、いまのお話を殿下は……」


 カティア様がたずねるとシャルノンはわずかに顔を横にそらした。


「陛下のお身体に障りがあることにはさすがにお気づきでしょう。即位についてはまだ伝えないようにと陛下から言づけられていますが、この状況ならお耳に入れるのもやむを得ません。陛下にも殿下にもあとでぼくから説明しておきます」


 シャルノンの話を含めると、神殿が企てる反逆の全貌があらわれてきた。

 大僧正たちは思い立って反旗をひるがえしたのではなく、虎視眈々と期をうかがっていた。おそらく陛下の容態はすでに芳しくなく、あとはアレクシス様さえ排除できれば神殿の思うままになるのだ。

 なんとかしてアレクシス様を王太子の座から引きずり下ろし問題のあるルダード公爵の即位に成功したとしても、それなりの猶予を与えてしまえば反神殿の派閥や騎士派などが策を打って神殿に抵抗するはずだ。ゆえに神殿はその猶予を与えずに畳みかける算段なのだろう。


「もし、いまの陛下がこの瘴気に触れられたら……」

「まちがいなく命に関わります。陛下が臥せられたとき、瘴気毒の影響もすくなからずありました」


 シャルノンの回答で神殿の狙いがはっきりした。

 瘴気をばらまくことで城下に病が発生する。神殿は治療を求める人々のり所となる。さらに瘴気によって陛下の容態は悪化し、最悪の場合崩御される可能性もある。

 ここでアレクシス様を抑え込めれば、混乱に乗じて神殿が采配を振り、主導権を握ることができる。瘴気による病が相手では騎士団の出る幕はない。その状態が長引けば、おのずと世の中は神殿頼みになる。

 あとはアレクシス様を退けてルダード公爵を王位に据えることができれば、この国は大僧正の思うがままだ。


「上位貴族にも神官にも十分な魔力耐性があります。主君と民を苦しめ、高みの見物とはよいご身分ですね」


 カティア様が嫌悪をあらわにぼそりとつぶやいた。

 神殿がポレット導師につくらせたのは微量の瘴気を放出する魔術陣だ。微量の瘴気は衰弱している陛下や魔力耐性の低い平民にとっては脅威となるが、十分な魔力耐性のある大僧正やオルバド侯爵、神殿が覇権を握ることで甘い汁を吸うであろう貴族や上位神官への影響はすくない。卑劣な手段だ。


「だから、ここで試したんだ」


 そう言ってディオが地面に向けて軽く枝を振ると、うっすらと光っていた魔術陣は溶けるように消えてしまった。


「学院はほとんどの生徒が貴族の子女だ。我が身の安全は確保したいだろうし、微量の瘴気がどの程度の家柄まで影響して、どんな症状が出るか確認するのにちょうどいい。城内で同じことをやったら大騒ぎになるけど、学院内で発生した事故なら責任をとるのは学院長だ」

「成果は十分ね」


 おそらくディオの予想通りだろう。私はうずくまったクラスメイトを思い浮かべながらうなずいた。

 これで小手調べは終わり、オルバド侯爵たちはいよいよ本格的に動き出すはずだ。


「ポレット導師が神殿に加担している可能性があるとなると、誰が味方で誰が敵かもわかりませんね」


 カティア様の言う通りだった。神殿の目論見を阻止しようと下手にまわりを巻き込むと、こちらの情報が筒抜けになりかねない。


「どこから情報が漏れるかもわからないし、結局私たちだけで動くしかなさそうね」


 私がつぶやくと、シャルノンが「それが賢明でしょう」と肯定した。


「流行り病の規模になってからでは手の打ちようがないし、できれば先手をとりたいところよね。でも確実な証拠を手に入れたわけではないし、いまの段階でオルバド卿たちを弾劾するのは難しそう……」

「ポレット導師からたどってみるのはどうですか? この陣をつくったのが彼女なら、今回のを理由に問責できるはずです」

「でも、この陣をここに刻んだのはポレット導師ではないわ。筆跡を真似られたと主張する可能性もあるし、そう言われたら強く出られない。反逆罪は重刑だけど、下手に責めたら逆手に取られてアレクシス様の不利になるかも……」


 私とカティア様は腕を組んでうーんとうなった。神殿側はアレクシス様の失脚を虎視眈々と狙っている。わずかな隙も見逃さないだろう。


「リリーではないけど、受けて立つしかないかしら」


 リリーが用いた表現を口にしてみる。せんという言葉もある、焦って先走らずに、いまはまだ待つときなのかもしれない。


「城下町に瘴気を流すなら、どの場所に魔術陣を仕掛けるかだいたいの見当はつくけど……」


 その言葉に、私はぱっとディオを振り返った。


「それじゃあ、陣を見つけて無効化してしまえば」

「しるしをつけた地図を用意するよ。書き換えはぼくかテシア導師がするしかないけど、陣を敷く現場を押さえても証拠になる」

「ありがとう、ディオ」

「……」


 ディオはだまってうなずいた。これで対策の足がかりができた。瘴気の蔓延を防げば計画は大きくつまずくはずだし、言い逃れのできない証拠をつかめば正面から神殿に立ち向かえる。

 大僧正の更迭こうてつはむずかしいとしても、オルバド侯爵など大僧正の手下を駆逐することができれば、やはり計画は頓挫とんざするだろう。


「あの、でも、危険だから、見まわりは騎士の人に頼んで」

「ええ、もちろん。ひとりで出歩いたりしないわ」


 私の身を案じたのかディオがつけ加える。しっかりとうなずくと、彼は不満そうに顔をゆがめた。ディオはなにか言いたげな顔をしたが、口をしっかりと結んで首を横に振っただけだった。


「大丈夫ですよ、必ずお守りします」


 カティア様がふっと表情をやわらげて言うと、ディオはいったん顔を上げて、そのままだまって会釈した。

 思えばこのふたりには因縁がある。しかし、カティア様のほうはすっかり忘れてしまったはずだ。彼女は命を賭して私とリリーのために戦ったことも、学院の中庭で竜と対峙したこともおぼえていない。そしてその竜をけしかけたのがディオだということも、いまさら知り得ないことだった。

 ディオはあのときのカティア様をおぼえているだろうか。もしおぼえているとしたら、これほど説得力のある言葉はない。


 ――ここからが正念場ね。


 神殿からすれば建国から続いた王政を覆し、主導権を得る千載一遇の好機だ。向こうも必死にちがいなかった。だからといって、守るべき民を犠牲に権力を得ようとするのでは本末転倒である。

 ちらりとシャルノンを見やると、私の視線に気づいたらしい。シャルノンはやれやれとでも言いたげに、いつものようにちょっと肩をすくめてみせた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

エリーゼは運命に縋らない 霧嶌十四郎 @kirishima14

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画