最初から最後まで幻想的な空気感であふれる詩のような物語

綺麗な文体で、透明感のあるお話だったなぁという印象です。

とにかく綺麗で幻想的。
詩のような童話のような。
精霊の少年と、少女のちょっと切なさが漂う恋物語。

薄いガラスの中に閉じ込められたかのような、ちょっとした衝撃で壊れてしまうのではないか、というような緊張感とあやうさ……私はそれを感じながら読み進めました。