第2話
「とりあえず一旦座りましょうか。貴方、かなり顔色が悪い」
青年はそう言うと、すっと距離を縮めて佐倉の腕をとった。そして近くの木で出来たベンチへといざなった。脚が震えて、上手く歩けない。こんなのは初めてだ。
「これを」
胸元から取り出された小瓶を、手に握らされた。透明な液体が入っている。
「僕は信用してくれていい」
そう言って、青年は柔らかく微笑んだ。
「僕は、って。そういうこと言われると余計に信用出来ないですけど」
「そうですよね」
あははと笑って、青年は座った佐倉の目の前に跪いた。
「僕はアルバート。この世界へ呼ばれた貴方の、保護者です」
「……は?」
(タイトル未定) 眞柴りつ夏 @ritsuka1151
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